ナンプレ・数独に挑み、投げ出した人も今年は再トライだ パズル作家が教える攻略法

河田 智 河田 智
ナンプレ(数独)の解き方もいろいろあるようです(PLasse Kristensen/stock.adobe.com)
ナンプレ(数独)の解き方もいろいろあるようです(PLasse Kristensen/stock.adobe.com)

 上級編の難問ナンプレに挑戦してはみたものの、途中で手詰まりになり、そのまま投げ出してしまった経験はありませんか? 今回はそんなアナタにひとつお知恵を授けましょう。

 たとえば、「数字が1か2かは決定できないけど、そのどちらかで必ず埋まる」というマスが見つかったとします。数字は1と2ではなく、3と7でも4と8でも、どういう組み合わせでもかまいません。もしもそれが同じ列や同じブロック内に2つ見つかった場合、そこはもう埋まったことにして、どんどん先に進んでしまっていいのです。

 少々窮屈ですが、その2マスには「1、2」と小さく数字を書き込み、推理を続行しましょう。やがて他のマスが判明し、保留していたそのマスも、1か2なのかが決定。めでたくパズルは完成となるのです。さらに高度な難問では、それが3つ。もしくは、それ以上ってパターンもあります。それでも要領は同じ。「この3つのマスは、1と2と3のどれかで絶対に埋まる。だからもう片付いたことにする!」として、どんどん先に進みましょう。

 他の部分から数字が限定されていき、その3マスもやがて解決するでしょう。通常の問題とは違った、そんな解き心地もなかなかにオツだったりします。もちろん、全ての難問がこのやり方で解けるわけではありません。けれど、いざって時のために覚えておいて損のないテクニックですよ

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