ライオン2匹が輸送中に脱走し、空港がパニック状態に陥るトラブルが起こった。現地12日、シンガポールのチャンギ国際空港でライオンが檻から逃げ出した。安全柵を作って作業していたこともあり、駆け付けた獣医らが麻酔銃を撃ち、事なきを得たという。海外に送られる前に束の間の自由を堪能したライオンの1匹は、輸送の木箱の上でくつろいでいたそうだ。
輸送を担当していたシンガポール航空(SIA)は、すぐに獣医及び肉食動物の専門家チームらを呼び事態への対応を要請したそうで、現在ライオンたちは同国の動物園を管理しているマンダイ・ワイルドライフ・グループのケアのもとおとなしくしているという。
同航空会社はこう声明を発表している。「目下の優先事項はライオンの健康にあります。SIAはシンガポールで、大型の肉食府動物など野生動物の施設を唯一運営するマンダイ・ワイルドライフ・グループと提携し対応しているところです」