『ザ・クラウン』英BBC本社で撮影 ダイアナ妃弟は邸宅撮影を拒否

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ダイアナ妃を演じるエリザベス・デビッキ
ダイアナ妃を演じるエリザベス・デビッキ

 20世紀の英王室を描いたネットフリックスドラマ『ザ・クラウン』が、BBCのロンドン本社で撮影中だ。同シリーズ第5弾は、故ダイアナ妃とチャールズ皇太子の結婚生活が終盤を迎え、1997年にダイアナ妃が交通事故で亡くなるまでの時期を中心に描かれることになっており、ザ・サン紙によると、BBCの上層部は、95年にジャーナリストのマーティン・バシールがダイアナ妃にインタビューを行った調査報道番組『パノラマ』の準備段階から実際の撮影シーンまでを再現するため、ロンドン中心部に所在するブロードキャスティングハウスの使用を許可したという。

 今回の同シリーズでは、エリザベス・デビッキがダイアナ妃を演じ、イメルダ・スタントンがエリザベス2世、そしてドミニク・ウェストがチャールズ皇太子を演じる。このほか、ジョナサン・プライス(フィリップ王子)、レスリー・マンビル(マーガレット王女)、ジョニー・リー・ミラー(ジョン・メイジャー)も出演する。

 一方、ダイアナ妃の弟スペンサー伯爵は最近、ダイアナ妃が幼少期を過ごした、ノーザンプトンシャー州にある邸宅オルソープ・ハウスでの撮影許可を求められたが、同作に関わりたくないという理由から断ったとインタビューに応えていた。

 「申請してきましたよ。彼らはここで撮影をしたかったのです。でも私は、そういったことはしません」

 「正直なところ『ザ・クラウン』も観ていませんから『ありがとうございます、でもお断りします』って言ったんです」

 またダイアナ妃の友人ジェミマ・カーンは、ダイアナ妃の晩年に関する描写が「無礼」であると感じたため、同作の仕事から手を引いたと明かしている。今年2月まで製作・脚本を務めるピーター・モーガンと短期間交際していたジェミマは、これまでダイアナ妃との友情について公に語ったことはなかったが、ダイアナ妃と恋人ドディ・ファイエドとの関係や『パノラマ』のインタビューでの出来事を「正確に」伝えることを願い脚本に協力したと伝えられているものの、望んでいたような「敬意と思いやり」をもって語られていないことに気づいたという。

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