ラッパー兼プロデューサーで実業家のドクター・ドレーの元妻ニコール・ヤングが、100万ドル(約1億1400万円)以上となる裁判費用の支払いをドレーに求めた書類をロサンゼルス保安局に提出した。ニコールの弁護団は、過去の裁判費用122万4607ドル(約1億4000万円)が未払いで、ドレーからは30万ドル(約3400万円)の支払いしか決定していないとして保安局に執行令状を要求したかたちだ。
RadarOnline.comが入手した書類にはこう記されている。
「アンドレ(ドレーの本名)はその権力と財力を使い、彼女に対する経済的支援を止めることで法的代理人を失わせるといった復讐を画策しています」
ニコールが保安局に求めた今回の判決承認だが、認められる可能性が高いそうで、ドレーの銀行口座から全額と毎日の利子335ドル(約3万8000円)が徴収される手続きに進むようだ。
更にニコールは、ドレーが自身の弁護団に巨額を支払っていることからも勝訴は不可能と主張。自分の口座には、弁護士費用全額にも満たない、100万ドル(約1億1400万円)しかないとしている。
そんなニコールは現在、今年の7月から9月の間に55万1000ドル(約6300万円)、更に今後の裁判費用350万ドル(約4億円)、控訴費用21万5000ドル(約2500万円)と裁判費用として総額420万ドル(約4億80000万円)をドレーに求めている
一方のドレーは昨年7月、ニコールに配偶者へのサポートとして毎月29万3306ドル(約3200万円)の支払いを命じられていた。ちなみに、ニコールの健康保険の支払いも含まれたその判決は、最終判決前の一時的なものとなっている。
昨年6月に正式に離婚、現在も婚前契約の有効性を巡って争い続けている2人、ドレーが婚前契約は有効と主張する中、元弁護士のニコールは結婚後、自分にそれをサインさせたことを悔やんだドレーが自らその契約を破棄したとしている。しかしドレーはニコールに契約へのサインを強制させたこと、その契約の破棄を否定、その契約書には変更は全て書面で行うこととの記載があると反論していた。