俳優で映画監督のクリント・イーストウッド(91)が、カンナビジオール(CBD)販売会社を訴えた裁判で勝訴し、損害賠償610万ドル(約6億8000万円)を勝ち取った。クリントは、自らの名前と肖像を無断で宣伝に使用したとして、リトアニアの会社メディアトナスUAB社を訴えていたが、同社が3月カリフォルニア州の裁判所への出頭命令に応じなかったことから欠席裁判となり今回の判決が下されたかたちだ。
同社に対し、クリントの肖像権を所有するクリント・アンド・ガラパータ社に、600万ドル(約6億7000万円)の損害賠償と9万5000ドル(約1000万円)の裁判費用の支払いが命じられたほか、クリントの名前や肖像を使用することに対しての永久的な禁止命令も下された。
クリントは昨年、自身が商品を推奨していると偽りの広告を出した会社に対する訴訟、また、インターネットでクリントの名前を検索した際に自社のサイトに繋がるよう隠れたタグにクリントの名前を入れるプログラミングコードを使用した会社や個人に対する訴訟と、カンナビジオールを扱う会社数社に対し2つの訴訟を起こしていた。