毎週水曜日発売の「週刊少年マガジン」(講談社)が「水曜日のあなたを応援します!」を合言葉に、通勤通学にいそしむ読者を応援する。JR山手線を2日からラッピング車両などでジャックし、各界に任命した水曜日応援大使として同じ水曜日発売の「週刊少年サンデー」(小学館)が参加。マガジンとサンデーの越境タッグで週の谷間を盛り上げる。
水曜日といえば一昔前の東都大学野球リーグ第2戦、サッカーJリーグやバスケットボールBリーグの平日開催が行われ、大相撲では本場所11日目に全盛期の白鵬が賜杯争いで単独トップに立ち、漫画界ではマガジンとサンデーが発売される週の谷間。JR山手線を利用する学生や通勤者に、水曜日への思い入れを高める企画が実施された。車両の1編成目は2日から16日まで、2編成目は3日から17日まで車体ラッピング広告、中づり広告、車内ビジョン広告に「東京リベンジャーズ」「はじめの一歩」などのマガジン人気キャラクターが登場する。
さらに水曜日応援大使が発足。水曜日生まれの声優・島本須美、Web漫画ページ「水曜日のシリウス」の山口崇編集長、音楽ユニット「水曜日のカンパネラ」音楽担当のケンモチヒデフミに加えて「週刊少年サンデー」の大嶋一範編集長が任命された。大嶋編集長は「水曜日の朝に『マガジン』を目次コメントまで読んで、負けないぜ!!と闘志を燃やしています。62年来のライバル雑誌、『サンデー』も水曜発売、皆さんどうぞよろしく!!」とエールを寄せている。
島本須美は「え⁈水曜日が苦手?何を言っているのですか!まだ週の真ん中なんですよ。やり残した事もできるし、新しく始める事もできるじゃないですか♪頑張れ!頑張れ!!私も今年の誕生日は水曜日。水曜日を楽しみましょう♪」と「めぞん一刻」の音無響子、「風の谷のナウシカ」のナウシカ、「ゲンジ通信あげだま」の平家やまぶきでおなじみの美声を響かせた。
ケンモチヒデフミは「当初、水曜日に打ち合わせが多かったことから、このユニット名で活動してまいりました。ちょうど真ん中、水曜日を楽しめる奴が一週間を制す!」と、山口編集長は「週の真ん中に立ちはだかる強大な敵…水曜日!『水曜日のシリウス』を装備して立ち向かえ! 水曜日も、そうじゃない日も、異世界ファンタジーを無料配信中!勇者も、そうじゃない人も、気持ちをリセットして立ち向かおう!」とコメント。なお、講談社担当者は「問い合わせはJRや駅員ではなく弊社の宣伝部まで」と呼び掛けている。