女優のルビー・ローズ(35)は、劣悪な職場環境であったことから主演ドラマ『バットウーマン』には、高額のギャラを提示されても戻るつもりはないという。昨年5月、同ドラマから突如降板したルビーは、今回インスタグラムストーリーで当時の状況を説明。性的不品行、いじめ、脅迫などがあったとして制作陣を名指しで非難した。
「もう沢山。セットで何が起こっていたか、世界に明かすわ」というルビーは、まずワーナー・ブラザース・テレビジョン・グループの元会長ピーター・ロス氏の名前を挙げた。「最高の地位に昇進した後で退任したのは、若い女性達にあなたのパンツや股間を熱くさせることを止められなかったからじゃないかしら」としてセクハラ行為を指摘。同氏はルビーに私立探偵を付けたものの、自身に都合の悪い報告を受けたことで解雇していたという。
またルビーは、首の怪我の写真を投稿、最終的に手術が必要となったその怪我を撮影中に負ってからたった10日で現場に戻るように指示され、それに従わなければクルーとキャストの全員が解雇されるところだったと説明。
「だから私の愛するファンのみんな、私があの酷い番組に戻るかどうか聞くのは止めてね。いくらお金を積まれても、私の頭に銃を突きつけられても私が復帰することはないわ」と続け、また降板に関してはそれを余儀なくされたとして「私が辞めたんじゃないの。私は辞めることなんてしない。ケイト・ケインをダメにして、バットウーマンを破壊したのは彼らで私じゃないわ。私は命令に従ったし、私が残りたければ、自分の権利を諦める契約に署名しなければいけなかったの」
一方でルビーは、現場責任者ののキャロライン・ドライズを「容赦なし」と非難。撮影現場で度重なる事故があったとし、ある男性スタッフが重度の全身やけどを負ったにもかかわらず、そのひどい光景を目撃した人にセラピーが提供されなかったことや、その直後にセックスシーンを強いられたこと、またルビー自身もスタントシーンで目の近くに怪我を負い危うく失明しそうになったこと、さらに勤務中の事故で四肢まひを負った女性スタッフがいたにも関わらず制作側はまずは「調査」が必要だとして助けることもなく、女性自らがクラウドファンディングで調査費用を募らなければならなかったことなどを明かしている。