ヘンリー王子とメーガン妃が金融サービス会社、エシック社の「インパクト・パートナー」に就任した。友人の紹介を経て投資家としての参加も決定、同社も2人の価値観に共通のものを見出したそうだ。
メーガン妃はニュ-ヨーク・タイムズ紙のディールブックにこう話す。「私が属していた世界では、投資の話なんてしません。投資する余裕なんてないのです。とても贅沢に聞こえますよね。私の夫は長年こう言っていました。『自分の価値観と一致する場所が存在して欲しいと思わないか?そうなればそこに投資できるのに』とです」
そしてサステナブルな会社への投資を若者らに意識してもらいたいとしてヘンリー王子は、「若い世代は既に自分たちのドルやポンドで意思を示しています。世界中で、彼らは自分たちでブランドを選んでいます。エシック社は環境、社会、企業統治のESG投資に取り組んでおり、彼らの顧客は既に価値観主導の企業へ10億ドル(約1140億円)以上を投資しています」と続けた。
一方、エシック社は2人についてこう話す。「彼らは、気候、ジェンダー平等、健康、人種間の正義、人権、民主主義の強化など、我々の時代を定義する問題に全力で立ち向かう手助けをし、それらの問題が本質的に相互関係にあることを理解しています。事実、彼らは今年始めにエシック社の投資家となり、我々がその投資を運用しています」
2人は自身のチャリティ団体、アーチウェル・ファウンデーションのサイトでも、投資についてこう語っていた。「お互いに投資をし合い、世界を変化させるのです。時間の投資(メンタリング)、コミュニティ間での投資(ボランティア活動)、財政投資(その余裕がある人々は)を通してです。自分たちのエネルギーをどう使いどこに向けるかが、グローバルコミュニティとしての自分たちを定義することになります。誰もが影響を受けるような選択の場により多くの人が参加するべきだと私たちは信じています。私たち全員が直面するグローバルな問題を解決するための投資の特質を再考したいと思います。エシック社とのインパクト・パートナーシップは、私たちの価値観を行動に移す方法の1つとなります」