アニメ映画「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」の興行収入が11日、22億円を突破した。同シリーズ歴代最高興収の「機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編」(1982年)の約23億円にまた一歩迫った。
同作は6月11日の公開からこれまでに観客108万人を動員し、ロングランを達成。これを記念して10日、神奈川県内のGUNDAM FACTORY YOKOHAMAで、バンド[Alexandros]が主題歌「閃光」など4曲をライブ演奏し、“動くガンダム”とのコラボを披露した。
ステージ演奏は全国の映画館でも配信された。「閃光」のイントロが流れると、ガンダムがゆっくりと膝をつく姿が映った。続いて「Beast」「Mosquito Bite」といった疾走感あふれるロックチューンを披露。「Beast」では川上洋平がギターを置き、ステージ上を駆け巡りながら歌い、劇場の観客に向けてカメラ目線でアピールした。その間もガンダムは立ち上がり右手を挙げる姿や両手を空に向けている姿を見せた。また「Mosquito Bite」ではハサウェイがリーダーを務めるマフティーのマークが映し出されながら、迫力ある演奏を。そして最後「閃光(English ver.)」ではガンダムに花火が浮かび上がるようなプロジェクションマッピングの演出も施され、フィナーレを飾る力強い歌声、演奏とともにLIVE中継が終了した。劇場では、マフティーのマークが多数浮かび上がるなどのARの演出もありガンダム尽くしの演出となった。
ライブ終了後、川上は“動くガンダムを見て「めちゃめちゃ興奮しました、本当に動くのかなと半信半疑だったんですが、動きましたね。感動しました。」と声を弾ませた。リアド偉武は「本当に迫力があるので、今日劇場で観た方にもぜひ生で見てほしいなと思いました」と語った。
“動くガンダム”の特別演出、そしてその“動くガンダム”の前で演奏したことについて、川上は「貴重な体験をさせていただき、本当にありがたかったです。ただガンダムを背にしていたので、どうなっているんだろうと見たい気持ちを抑えつつでした。あとで収録したやつを見ようかなと思います」と満足そうに語っていた。