任天堂株式会社は4日、株式会社コロプラに対して起こしていたスマートデバイス向けゲームアプリ「白猫プロジェクト」に関する特許権侵害訴訟について、同社と和解することに合意したと発表した。コロプラがライセンスを含めた和解金を支払う。
任天堂が2016年、コロプラに対し特許権を侵害すると指摘し、17年12月に提起した訴訟。21年4月には損害賠償の増額を求め、96億9900万円と遅延損害金を請求した。コロプラは「当社のゲームが任天堂の特許権を侵害する事実は一切無いものと確信しており、その見解の正当性を主張していく方針です」としていた。
和解対象の特許はポインティングデバイスを使用しジョイスティックを操作する際のプログラムや入力装置にかかわるものを含む6件。コロプラは任天堂に対して、今後のライセンスを含めた和解金33億円を支払い、任天堂は訴訟の訴えを取り下げる。