ハライチの岩井勇気（35）が27日、都内で自身の第２弾エッセイ集「どうやら僕の日常生活はまちがっている」（28日発売、新潮社）について熱弁をふるった。「何でも答えます」と意気込んだ通り、タイトルの“パクリ疑惑”などについても堂々と言及した。
新作本のタイトルは、累計１０００万部を超えるライトノベルが原作でアニメ化もされた人気作品「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている」を真似しているという“疑惑”があった。岩井は悪びれることなく「よく言われるんですけど、まさにパクりました。向こうの方は、『俺ガイル』と略すんですけど、こちらは『僕ガイル』と言っていただけたらいいかな」と笑顔で認めてしまった。
アニメ好きとしても知られる岩井。２年前に刊行されたデビュー作の「僕の人生には事件が起きない」も同様だったといい「実は『僕は友達が少ない』っていうアニメ化もされたライトノベル作品のパクリだったんですよね…。それはでも、新潮社さんが提案した中にあって、『これライトノベルみたいでいいな』って思って。僕、小説とか活字を一切読まず、ライトノベルしか読んだことなかったので、馴染みのある感じのタイトルにしたんです」と、詳細に振り返った。
今作では、初挑戦となった短編小説も収録されている。『火花』で芥川賞を受賞したタレント・小説家のピース又吉直樹から、「エッセイと小説は労力的には同じやねん。でも小説家の方が、手厚く扱われる」とアドバイスを受けたことを明かした。「確かになと思って。なので”エッセイみたいな小説”を書いて、これが“小説”っていう風に位置づけられて手厚く扱われるようなら、『出版業界どうなんだろう？』というような意味も含めています」とブラックジョークを交えて周囲を笑わせた。
相方の澤部佑（35）には前作も含め、自身の著書を渡したことがないという。「澤部さんは制作する側の人間じゃないですし、高評価いただいてもうれしくない。逆に澤部に刺さっちゃったんだ…みたいながっかりする部分があるので」と持ち前の毒舌トークを展開した。
