高脂肪の食事は抜け毛に繋がる可能性があるようだ。東京医科歯科大学の専門家らによるマウスを使った実験によると、高脂肪の食事や肥満が抜け毛及び髪を細くさせる傾向にあることが判明した。
また肥満は体毛を再生し育てる毛包幹細胞(HFSCs)の減少を招く可能性があることが今回の研究で明らかとなった。加齢に伴い補充をストップするHFSCsだが、高脂肪の食事がその勢いを更に加速させるようだ。
同研究を指揮した森永浩伸氏は、高脂肪の食事が、特に高齢のマウスでは、毛を育てる成熟細胞を補充するHFSCsを減らし体毛を細くさせていたと説明している。普通の食事をしていたマウスに比べ、高脂肪の食事をしていた方が毛の抜けるスピードが速く、毛包も小さかったという。