「毎月の支出の半分をコスメに充てる女」のキャッチコピーで、コスメ紹介をする美容系インフルエンサー「ありちゃん」(26)のTikTok動画(@arichan_make)が300万回以上再生されるなど注目を集めている。コスメを買い集める生活の実態や、インフルエンサーとしてPR案件への向き合い方について語った。
コスメの購入額について「『いくらくらい』と言ってしまうと私の(全)支出が分かってしまうので…」と具体的な数字は公開していないが、「毎月約10万円を下回ることはほぼないという感じ」。コスメを買うことが好きで収集しているうちに、自然と支出が増えていたという。
購入するのは、新作や話題になっているアイテムが中心。デパコスと呼ばれる高級化粧品ラインには1個あたり約7000円の口紅や約8000円のアイシャドウなどがある。「そういうのをいくつか買っていたら(10万円に)すぐいくなという感覚」と説明し、月ごとの購入品数はそれほど多くないと明かした。
「コスメの中に生活している感じ」というほど、自室にはたくさんの購入品が並ぶ。収集する理由は「自分の目で見たいという気持ち」。化粧品メーカーがアピールする長所と消費者の感想に差が生じることがあるといい、製品を自ら比較し確かめることが好きだと話す。「自分が実際に感じて、それを伝えてフォロワーさんが喜んでくださるんだったらうれしい」と、「コスメとの出会いのサポート」を目指し動画を投稿している。
SNSの合計フォロワー数40万を超えるインフルエンサーとして、情報発信には慎重な姿勢を見せる。「デジタルタトゥーじゃないですけど、一生残るじゃないですか」。タイアップやPR案件は、選別して引き受けることもあるというが、「メーカーさんから”こういうことを言ってくれ”と言われたとしても、世の中には私の口からそれを言っている映像しか出ない。見え方としては私の意見として発信されてしまうので覚悟とか責任は大事だと思います」と気を引き締めている。
「私の場合は信ぴょう性を価値にしたいと思っている」と話し、自分の心に正直なコンテンツ作りをする。「誠実であり続ける、真摯(しんし)にコンテンツを作るところは大事にしないといけないと思っています」と語っていた。