歌手のエルトン・ジョン(74)が腰の怪我を理由にツアーの延期を発表した。ラストツアー「フェアウェル・イエロー・ブリック・ロード」のヨーロッパとイギリス公演が2023年まで先延ばしとなる。
転倒による怪我の痛みが続いており、完治を待って2年間の延期となるそうで、エルトンはこう声明を発表している。
「悲しく辛いことだけど、ヨーロッパとイギリスでの『フェアウェル・イエロー・ブリック・ロード』ツアーを2023年まで延期しなければならないんだ。夏休みの最後に硬い表面上に不自然に転倒してしまい、継続した痛みが続いていて腰に違和感がある。集中的に理学療法や専門家の手当てを受けたけど、痛みは悪化をたどり、体を動かすのが困難になってきている。完治を目指し長期合併症を避けるため、できるだけ早く手術を受けるよう言われているんだ。集中的な理学療法のプログラムを受けて、完治し、痛みのない体で戻って来るよ」
そんなエルトンだが、今月末のグローバル・シチズン・ライブには出演予定で、また来年1月からツアー再開を目指しているとして、「9月25日のグローバル・シチズンのイベントには出るよ、チャリティイベントをがっかりさせたくないからね。5曲だけだし、ツアーで毎夜3時間近くやるのとは身体的負担が全く違うしね。この後、手術を受けて、ツアーも2022年1月のニューオーリンズから再開する予定さ」「昨年はコロナでツアーが中止になり、ファンの人たちがどれだけ我慢しているかはわかっている。更に待たせてしまう事に心が痛い。あの1年を経験した後の皆の不満は心底理解している。だから約束する。来年にツアーは復活、待った甲斐があるものをやって見せるさ。愛を込めて。エルトン」と続けた。
同公演は始め2020年の開催が決まっていたものの、パンデミックにより延期を余儀なくされていた。