ABBAがイングランド代表のために作曲!?ワールドカップソング却下の過去

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 サッカーの名将スヴェン・ゴラン・エリクソン氏が、イングランド代表チームのためにABBAがワールドカップソングを提供する案は却下されていた事実を明かした。ABBAと同じくスウェーデン出身で元イングランド代表監督のエリクソンによると、同グループのメンバーのベニー・アンダーソンが無料で曲を書くことを申し出たものの、彼らがイギリス人ではないという理由でサッカー協会が断ったという。

 情報番組『グッドモーニング・ブリテン』に出演したエリクソンは、今年の「サッカーエイド」について語った後、司会者にワールドカップの曲に関してABBAに相談していた件を聞かれ、こう説明した。

 「私は(マンチェスター・シティの元マネージャー)トルド・グリップと一緒に仕事をしていましたが、彼はABBAのベニー・アンダーソンの親友なんです」

 「ある日、私たちはベニーに電話して、『大きな大会があるんだけど、イングランドへの曲を作ってみないか』と訊ねました」

 「確か、ワールドカップだったと思います」

 「それから、FAの役員会に行って、『ABBAが曲の提供を承諾してくれている』と伝えたところ、『いや、スウェーデンの歌手にその曲をやらせるわけにはいかない』と言われてしまったんですよ。『イギリスのアーティストでなければならない』と」

 「残念でしたが、理解はできます」

 アグネタ・フォルツコグ、ビヨルン・ウルヴァース、ベニー・アンダーソン、アンニ・ブリード・リングスタッドからなる同グループは先日、40年ぶりのニューアルバム『ヴォヤージ』を11月5日にリリースすることを発表。収録曲には『アイ・スティル・ハヴ・フェイス・イン・ユー』や『ドント・シャット・ミー・ダウン』の2つの新曲が含まれる。

 さらに10人編成の生バンドと共に繰り広げられるバーチャルコンサート『ABBA・ヴォヤージ』が、ロンドン東部のクイーン・エリザベス・オリンピック・パークに設置された3000人収容のABBA・アリーナで来年5月27日に初公演を迎える予定。全22曲の90分間公演を5週間にわたり行う。同コンサートのスタッフは、4人の全ての動きや所作を捉えたパフォーマンス・キャプチャー技術を使用し、1979年当時の姿を再現するという。

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