マット・デイモンは妻と共に2008年に28歳の若さで他界したヒース・レジャーを偲ぶタトゥーを入れたそうだ。マットによると、妻ルシアナ・バロッソが13年、夫婦でタトゥーを入れると「発表」した時、タトゥーを入れることになれば、「ブロークバック・マウンテン」などで知られたヒースの全てのタトゥーを担当したスコット・キャンベルさんに連絡すると故人と約束していたことを思い出したそうだ。
マットは米GQ誌で、こう振り返っている。「妻がただ発表したんだ。マンハッタンのマンションで、彼女が『私達はタトゥーをする』って言ったんで、僕は『分かった』ってなった」「僕達の友人にヒース・レジャーのタトゥーを全てやった人がいてね、タトゥーをすることになれば彼にまず電話するって言っていたんだ」
そして夫妻の自宅にやってきたキャンベルさんは、マットの腕に妻の愛称「Lucy」とフリーハンドで入れたのと同時に、その上にヒースのものと同じ輪ができた曲線も入れたという。
その変わったタトゥーについてマットは、「ヒースが腕に入れていたものだよ。ヒースは驚くほど落ち着きがなく、クリエイティブな人だった」「『パトリオット』でヒースの髪を担当した人に聞いた話なんだけど、彼はじっと座っていることが嫌いで、ウィッグをつけてセットが終わり立ち上がった時には、ヘアピンの彫刻が出来上がっていたんだそうだ」「彼はとてもセンシティヴだった。彼から溢れ出すものがあった。とても特別な人だったよ」「僕はただヒースと同じものが欲しかったんだ。スコットがラップトップを見せてくれた時に『スコット、これは何だ?』って聞いたんだ。で、彼は『分からないよ。ヒースがただ走り書きしたものだよ』って言ったから、僕は『これをやってくれ』ってなったんだ」と説明する。
またルシアナも同じものを足に入れたそうで、「僕達は2人ともこれを入れたんだ。小さな創造的祝福だね。腕にある全ての名前を見守る天使のようなものだ」と続けている。