「テニプリ」映画新作公開で原作・製作総指揮の許斐剛「22年の歴史をぶっこわす。新しい世代に観てほしかった」

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部

 3日に公開初日を迎えた映画『リョーマ!The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様』の舞台挨拶が4日、都内にて行われ、原作・製作総指揮の許斐剛氏、神志那弘志監督、越前リョーマ役の皆川純子、手塚国光役の置鮎龍太郎、跡部景吾役の諏訪部順一、エメラルド役の朴璐美が登壇した。

 構想と制作に5年7カ月を要したという今作。許斐氏は「22年の『テニスの王子様」の歴史をぶっこわすことから考えました。新しい世代にテニプリを観てほしかったので原点に立ち返って作ることに専念しました」と明かした。神志那監督は「実は1回キャラクターを作り変えているんです」と驚きの発言。新しい世代の人にも観てもらいという許斐氏の意向を受け「当初、少し頭身を小さめに作っていたんです。それを現在のサイズに作り変えました」という秘話を披露した。

 『リョーマ!』のタイトル通り、改めて主人公“越前リョーマ”を中心に描かれたストーリーに対し、皆川は「原点回帰を感じました」と言い、「1人のテニス少年“越前リョーマ”のカッコよさを伝えられたのかなと思います」と語った。『テニプリ』初参戦の朴は、連載20年を超える人気作品からのオファーに驚いたと口にし「“テニプリってあのテニプリ?”とマネージャに2度聞き返しました。彼女(皆川)が大切にしている作品に、ゲストして参加させていただけるということで、絶対彼女に恥をかかせちゃいけないなという思いを持って、臨みました」と話した。

  本編の<Decide>には置鮎演じる手塚国光、<Glory>には諏訪部演じる跡部景吾のオリジナルシーンがそれぞれ描かれる2タイプ上映の今作。自身のオリジナルシーンについて置鮎は「(手塚が)想像以上に甘い歌声だったからビックリしました。リョーマを口説いているのかな?と思うくらい(笑)」と感想を口にし、「<Decide>を観たあとに、<Glory>を観たら、笑っちゃいました」と、ユニークな跡部の登場に驚いた様子。諏訪部も「(本編が)すごく良く出来ていて、ビックリしますよ」とアピールし、「今回は『リョーマ!』でしたが、『クニミツ』や『ケイゴ』も今後あるかもしれないですよ(笑)」と口にしました。

 舞台挨拶中には9月17日と24日に、無発声の応援上映を実施することが発表された。映画本編でも音楽的な要素が欠かせない作品であり、かつ、作品終了後に上映される、原作漫画やイラストを使用した、アニメの人気キャラクターソングをメドレーで映像化した「シアター☆テニフェスPetit」も好評なことを受けた決定。応援上映は各上映劇場で各日1回開催される。

 映画『リョーマ!The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様』は1999年より「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて連載がスタートした『テニスの王子様』そして、現在「ジャンプSQ.」にて連載中の続編『新テニスの王子様』を合わせ、累計発行部数6000万部を突破している人気漫画から初の3DCGアニメーション。本作は、その『テニスの王子様』と『新テニスの王子様』の間「空白の3か月」を原作者自らがストーリーを紡いだ。

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