重鎮ラッパー“密”野外フェス批判に「怒るの実害出てからでいいんじゃ?」削除か

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 コロナ(rrice/stock.adobe.com)
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 ラッパーのKダブシャイン(53)が、密状態で開催され批判を浴びているヒップホップ系野外フェス「NAMIMONOGATARI2021」について、ツイッターで「鬱憤たまってるんだろうけど叩きすぎ」とコメントした。

 Kダブシャインは1990年代から活躍する日本のヒップホップシーンの重鎮。今回のイベントに出演し、その後謝罪したZeebraとはKGDR(キングギドラ)を結成し、ブームをけん引してきた。

 30日のツイッターでは、愛知県の大村秀章知事が「イベント開催時の感染防止対策が極めて不十分な中で行われたことは極めて遺憾であり、厳重に抗議する」などと激怒したツイートを貼り付けた上で、「怒るのは何か実害が出てからでいいんじゃないの? 若者の青春は一度きりなんだから どうせ選挙のときは投票してもらいたいんでしょ?」と皮肉った。

 さらに、「鬱憤(うっぷん)たまってるんだろうけど叩きすぎ 全国で8時過ぎに営業してる飲食店とその客、全員足したらもっといるんだからさ」と行き過ぎたバッシングをけん制していた。

 しかし、31日午後にはツイートが存在せず、削除したものと見られる。

 Kダブシャインは同イベントには出演していない。ツイッター上では「誘われたら出演しましたか?」と聞かれ「オレはヒップホップはこうであるべきとかうるさいから、こういうのには誘われないんだよ」と応対している。

 28、29日に愛知県常滑市で開催された同イベントでは、酒類が提供され、一部マスクを外した状態のファン8000人が密になって声援を送るなどしたことが明らかになり、30日に愛知県の大村秀章知事が「極めて遺憾」と抗議するなど問題化した。

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