柔道金ウルフ・アロン マーベル新ヒーローのシャン・チーに「大外刈りで勝つ」 映画イベントで一本

山本 鋼平 山本 鋼平

 東京五輪の金メダリスト3人が共演を果たした。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)最新作、『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(9月3日公開)のオンラインイベントが26日に行われ、柔道男子100キロ級を制したウルフ・アロン(25)=了徳寺大職、スケートボード男子ストリート覇者・堀米雄斗(22)=XFLAG、同女子ストリートで日本最年少で栄誉を勝ち取った西矢椛(もみじ、13)=ムラサキスポーツ=が参加。ウルフは作中のヒーローであるシャン・チーに「柔道なら勝てる」と豪語した。

 ウルフはかねてからMCUの大ファンで、減量を兼ねたバイクトレーニングの際は、作品を鑑賞しながら汗を流したという。「五輪に向けてMCUの映画やドラマを見て気持ちを高めていました」と愛情を語った。シリーズで最も好きなヒーローを問われ「キャプテンアメリカです。自己犠牲の精神の塊で、それを体現している。僕も少しでも近づければ」と語った。

 司会者からシャン・チーと戦うなら、と振られると「勝ち方を考えてきました。柔道のルールなら勝てると思う」と即答。ヒーローが覚醒する際の構えにスキが生じることを指摘し、先に自身の引き手を取るプランを披露。さらに「引いたところで奥襟をたたいて、大外刈り一発で」と続けた。「柔道じゃなければ、投げた後に殴られちゃうかな」とオチをつけて、会場を沸かせた。

 他の2人はビデオ出演。堀米は新ヒーローのシャン・チーに「新しいヒーローとして世界を変えていってほしい」と期待した上で「スケートボードは日本では五輪で知られたばかり。世界の人に楽しさを伝えて、自分の力で競技のレベルを上げていきたい」と意気込んだ。西矢は作品の感想を語り、続けて自身のヒーロー像を「困っている人を助けて笑顔にする」と挙げた。

 ウルフは「このシャン・チーは新しいマーヴェルの幕開けとして、これまで見てきた人や、これから見たい人にもオススメの映画です」と締めくくった。イベントには日本語吹き替え版でシャン・チーを担当する細谷佳正、シャーリン役の内田真礼、ケイティ役のニケライ ファラナーゼも登場した。

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