開発で寂しくなった「元サブカルの聖地」下北沢で踏ん張るコレクター待望の店、マニア交流バーも

なべやかん なべやかん
東京・下北沢で2015年にオープンした「SWING TOYS」の店頭。アメコミ、スターウォーズなどの Tシャツをメインとしたコレクターに人気の店だ
東京・下北沢で2015年にオープンした「SWING TOYS」の店頭。アメコミ、スターウォーズなどの Tシャツをメインとしたコレクターに人気の店だ

 地元・下北沢(※東京都世田谷区)の開発が進んでいる。かつては小さな個人店がひしめきあっていたのが下北沢の面白さだった。それが大手不動産の介入で家賃が上がり、小田急線駅周辺開発でつまらない街になりつつある。

 コロナ禍で様々な店が閉店し、新たに誕生する店は古着屋さんだらけで、古着=下北沢、といった方式が出来上がっている。新品の服を買う時は何処に行けばよいのだと下北沢育ちの自分でも悩むくらいだ。

 現在、東京でサブカルの聖地といえば中野ブロードウェイや秋葉原だが、昔は下北沢だったのだ。古いオモチャを扱うお店が下北沢に集まり、コレクターやマニアが集まって来た。そういったお店も無くなり、寂しさを感じていた時に現れたのが『SWING TOYS』だった。

 2015年にオープンした『SWING TOYS』は、アメコミ、スターウォーズなどの新品の Tシャツをメインとしたお店だ。オーナーは神々しい名前の白神龍一さん(38)。お店には所狭しとキャラクターTシャツが置かれていて、お客さんの入りもオーナーの名前のように神がかっている。

 オーナー自ら海外に買い付けに行き、他の店では出会えないTシャツが多数そろっている。オーナー不在の時は、全身黒ずくめの女ボス・あすかちゃんが店を守っている。

 2年前からオリジナルソフビの販売も開始した。きっかけは、オリジナルソフビ界のカリスマ『ArtJunkie』と人気商品多数発売の『RedShark』からTTF(TaiwanToyFes)に誘われた事だった。最初は中々売れない日々が続いたが、現在は新作が発売すると即完売する勢いが続いている。

 コロナ禍になる前は海外からの観光客も多く、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』や8月中旬に公開予定の『ザ・スーサイド・スクワッド“極”悪党、集結』の監督・ジェームズ・ガン氏も来店した。

 日本人だけでなく海外のマニア達が交流出来るようにと近所に『GOOD VIBES BAR』をオープンした。アメコミ好きにはたまらないバーだが、現在は緊急事態宣言で残念ながら休業中。都知事の言葉を信じ、酒を出す店舗として営業自粛協力している。

 「すべての協力金、支援金に申請はしておりますが、現状で3月中旬までのものが入っていますが、それ以降は…」

 現在の下北沢は、休日は人流が多くても、平日は寂しい状態だ。コロナ前は外国人も多く、平日でも人であふれていた。今ではそれが懐かしく感じるくらい人がいない。そんな状況でも『SWING TOYS』には新商品が入荷し、現在はSuicideSqurdのTシャツが激オススメだそうだ。

 ソフビの方は、8月15日に『まんだらけソフビ決起集会』に出展し、ティ○ァニーカラーを先行発売予定。後日通販もあるので、興味のある人はSWINGTOYSのInstagramをチェックしよう。

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【SWING TOYS】

swingtoystokyo@gmail.com

Instagram: swingtoystokyo

【GOOD VIBES  BAR】

goodvibesbartokyo@gmail.com

Instagram: goodvibesbartokyo

 

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