ウィリアム王子とヘンリー王子が1日、他界した母ダイアナ妃の像の除幕式に出席した。4月のフィリップ殿下の葬儀以来会っていなかった2人だが、ケンジントン宮殿敷地内にあるサンクン・ガーデンに同妃の生誕60年を記念して設置された英彫刻家イアン・ランク=ブロードリーによる像の除幕式で再会した格好だ。
銅像にかけられた布のカバーを一緒に外し、今は亡き母親の像をお披露目したウィリアム王子とヘンリー王子は、同像が妃の「人生と遺産」の象徴であり続けることを願っていると話している。
2人の王子はこう声明を出している。
「私達の母の60歳の誕生日になるはずだった本日、私達は母の愛、強さ、そして人格を思い出します。母を世界中で善を促進する力にし、無数の人々の人生を良い方に変えたその人柄をです」
「私達は毎日、母が今も私達と共にいてくれたらと思います。そして私達の願いは、この像が永遠に母の人生と遺産の象徴だと受け止められることです」
「この素晴らしい仕事をしてくださったイアン・ランク=ブロードリーさん、ピップ・モリソンさん、そのチームの方々、またこれを実現する手助けをしてくださった友人や寄付者の方々、そして母の思い出を生かしてくださっている世界中の方々に感謝いたします」
ケンジントン宮殿は、王子たちは母の「暖かさ、優雅さ、そしてエネルギー」や「母が多くの人々に与えた影響」を捉えた像を願っていたと説明している。
ランク=ブロードリーや除幕式を前に像周辺をデザインし直したガーデンデザイナーのピップ・モリソンに加え、ダイアナ妃の弟チャールズ・スペンサー、姉達セーラ・マッコーコデールとジェーン・フェローズが式典に出席した。