「オリコン上半期“本”ランキング 2021」が31日に発表され、写真集部門でアイドルグループ・日向坂46の作品が1、2位を独占した。同部門での〝ワンツーフィニッシュ〟は、2017年に姉妹グループの乃木坂46が達成して以来、4年ぶりの快挙となった。
今回のランキングで1位に輝いたのは、期間内で12・8万部を売り上げた「日向坂46写真集 日向撮 VOL.01」。日向坂46のメンバー全員がカメラを持ち、お互いの素顔を撮影したオフショット写真集で、週刊誌「FRIDAY」で連載された写真に加え、大量の未公開カットも追加されている。同作は4月27日に発売されたばかりで、わずか1カ月弱で今期1位という驚異的なペースでの売り上げを記録した。
そして2位には、期間内売り上げ12・6万部を記録した、日向坂46・齊藤京子の「齊藤京子1st写真集 とっておきの恋人」がランクイン。「東京で彼女とデート」をテーマとした作品で、都内のデートスポット等で撮影された。
この快挙に、メンバーも大喜び。「日向撮」について、キャプテンの佐々⽊久美は「(写真集の全ページに)全員の名前がついているので、この写真集から入った方でもメンバーの名前を覚えられるおすすめの⼀冊です。ここでしか⾒られない素顔がいっぱい詰まった写真集になっています」とPR。加藤史帆は「メンバー同⼠がカメラマンとして撮りあっているので“素の表情”がいっぱいです。恥ずかしい写真もいっぱいあるんですが、そこも含めてみなさんに愛していただけたのかなと思って、本当にうれしいです。(この写真集は)素が出すぎています!〝日向撮〟しか勝たん!」、金村美玖は「プロのカメラマンさんの撮る写真とは違って、メンバーが撮っているので、寝顔だったり⾷べている写真だったり、楽屋でのありのままの姿が⾒られる写真集になっています」とコメントした。
同じく「46グループ」の1、2位独占となった2017年は、乃木坂46の当時メンバーだった白石麻衣の「白石麻衣写真集 パスポート」が期間内に20万部を突破し断然の1位。2位に齋藤飛鳥の「潮騒」が入った。さらに3位は芸能界を引退した橋本奈々未さんのラスト写真集「2017」、4位に衛藤美彩の「話を聞こうか。」、5位に秋元真夏の「秋元真夏ファースト写真集 真夏の気圧配置」、6位に西野七瀬の「風を着替えて」、7位に桜井玲香の「自由ということ」が入り、TOP7を独占するという衝撃的な結果を残した。
なお、昨年度の上半期&年間1位は、いずれもフリーアナウンサー・田中みな実の1st写真集「Sincerely yours...」。期間内売り上げは47万部を突破し、同ランキングの歴代最多記録を大幅に更新した。(いずれもオリコン調べ(oricon.co.jp))