ヘビーメタルバンド・メガデスのベーシスト、デヴィッド・エレフソン(56)がバンドを脱退することが決まった。5月に入り、既婚者であるデヴィッドは、未成年とされる女性との性的な会話のスクリーンショットや動画がオンライン上に流出、その後本人がその女性とはお互い合意のもとだったとコメントしていた。
これを受けてメガデスはデヴィッドの脱退を発表、フロントマンのデイヴ・ムステインはニューアルバムに影響はないとしてこう声明を発表している。「ファンの皆、デヴィッド・エレフソンはもうメガデスとプレイすることはない。俺たちは公式に彼と袂を分かつ。この決断は簡単なものではなかった。実際に起きたことの詳細について俺らは把握していないが、彼とは以前から緊張関係にあり、一緒に働いて前へ向かうことが不可能だった。今年の夏のツアーで皆と会えることを楽しみにしている。世界に向けて俺たちの新しい音楽をシェアするのが楽しみさ。ほぼ完成している」
以前にもメンバーのデイヴ、キコ・ルーレイロ、ダーク・ヴェルビューレンらは同件でのデヴィッドへの非難に関してこう話していた。「クリエイティビティとビジネスに繋がることだし、俺らはお互いについても良く知っている。しかしデヴィッドは自分のプライベートに関して明らかに隠してる部分があった。この状況が公になり、全ての声がきちんと尊厳を持って聞かれることが重要だ。真実が明るみになることを心待ちにしている」
一方のデヴィッドは以前、その女性は未成年ではなくお互い同意の上でのことだったとしてこう声明を発表していた。「誇りを持って言う類のことではなく、プライベートな大人同士のやり取りが文脈を無視し、俺の評判やキャリア、家族に最大限のダメージを与えようと操作された。もう1人の当事者が下記に声明を出している。その行動に俺は感謝し、実状は異なることが明らかになって欲しい」
そしてその女性は「そうです、あのビデオ通話は実際に起きたことですが、提案したのは私ですし、私は未成年じゃなく常に同意した大人でした。不適切なことは一度もなく、全ては合意の上でのことでした。私は被害者じゃありませんし、だまされていたわけでは全くありません。私が始めたことです」「とにかくすべてが合意でオンライン上でのことです。こうなった経緯はわかりませんが、多くの情報が彼を貶めようとする人々によって故意に省略されています。この個人的なビデオや誤情報を投稿している人には今すぐやめて欲しいと思います」と声明を発表していた。