英王子、故ダイアナ妃のインタビューを巡りBBCを批判「ショッキングで虚偽の主張」

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 ウィリアム王子
 ウィリアム王子

 ウィリアム王子が、亡き母ダイアナ妃のインタビューを獲得するために英王室に関する「ショッキングで虚偽の主張」をしたとしてBBCを非難した。1995年にBBCで放送されたダイアナ妃のインタビューに関しては調査が行われていたが、調査委は20日、インタビューをしたマーティン・バシールが偽造した銀行取引明細書を使いダイアナ妃への接触を確保した上、BBCはバシールによる間違った行動に関する真相の究明に対し「著しく無能」であったと結論を出した。

 これを受けて故ダイアナ妃の長男ウィリアム王子が2分間の動画というかたちでソーシャルメディアに声明を発表、「BBCが調査結果を全て受け入れていることを歓迎する」としたものの、「BBC社員が私の母のインタビューを獲得するために嘘をつき、偽造した書類を使ったということは極度に憂慮すべきことです。王室に関するショッキングで虚偽の主張により、母に恐怖感や妄想を抱かせました。また同番組に関しての苦情や懸念に関して調査している間も非常な無能さを見せました。そして、メディアでこのことを報道する際も回避的で、内部調査で判明したことを隠しました」と続けた。

 そしてウィリアム王子は、同インタビューが母ダイアナ妃と父チャールズ皇太子の関係悪化の「主な要因」であり、また妃が1997年の交通事故で他界するまで持ち続けた「恐怖感と妄想」の多大なる原因であったと指摘した。

 最後に王子は、BBCなどより「四半世紀に渡り商業化された」虚偽のナラティヴによる同インタビューは今後決して放送されるべきではなく、「フェイクニュースの時代に公共放送サービスや報道の自由はこれまで以上に重要」とした上で、調査結果は「私の母ばかりでなく、私の家族、そして国民を落胆させた」と締めくくった。

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