「交番」は世界にも“輸出” 約150年前から存在 日本生まれのスゴいモノ

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 「日本生まれのスゴいモノ=11=」

 ◆交番

 交番は日本で始まったシステムで、世界に〝輸出〟もされている。警視庁が設立された1874年に「交番所」が設けられ、警察官がパトロールをして見張りをする地点となった。

 のちに専用の建物ができ「派出所」「駐在所」の名前で全国統一されたが、1994年に「交番」が正式名称となった。シンガポールでは80年代に日本の警察が協力して交番制度を導入。ブラジルでは2005年に交番制度を導入し犯罪件数が減少した。

  ◆使い捨てカイロ

  日本では明治時代頃まで「温石」と言われる、温めた軽石を布に包んだものが使われており、次第に灰式カイロやベンジンを使用したカイロが登場。使い捨てカイロは、1975年に旭化成工業(現在の旭化成)が「アッタカサン」を発売し、78年に現在の株式会社ロッテが「ホカロン」を発売したことで全国に普及した。

 使い捨てカイロは、主成分の鉄の粉を空気に触れさせることで酸化し、発熱するしくみ。

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