東京五輪時に開発されたピクトグラム 「非常口」は世界でも! 日本生まれのスゴいモノ

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 「日本生まれのスゴいモノ=10=」

 ◆畳(たたみ)

 畳は奈良時代に記された「古事記」にも書かれており、歴史が長い文化ともいえる。中国から伝わったものも多かった時代だが、畳は日本で生まれた発明品と言われる。平安時代まではござをたたんで重ねたようなものを使用していたが、それ以降は座具や寝具として使用され、身分ごとに大きさや縁の色が異なるといった特色もあった。

 鎌倉時代や室町時代を過ぎると、部屋全体に畳が敷かれるように。やがて茶道が生まれ、新たな日本文化を生んだ

 ◆ピクトグラム

 ピクトグラム(案内用図記号)は1964年の東京五輪時に、言語の違う人々に向け分かりやすく場所などを示す手段として、勝見勝さん率いる組織委員会デザイン室のグラフィックデザイナー・田中一光さんや横尾忠則さんらが開発した。

 陸上や水泳などの競技種目や、トイレや電話機など公共施設を表す絵文字が、東京五輪を機に標準化された。非常口のデザインも日本人が考案し、国際的に採用されている。

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