ビル・ゲイツ氏が、妻メリンダさんに18億ドル(約1965億円)相当の株式を譲渡したという。1994年に挙式したマイクロソフト社創業者ゲイツ氏とメリンダさんは3日(月)離婚を発表、同日ゲイツ氏がメリンダさんに2社における株式を受け渡していたことが今回明らかになった。
TMZが入手した書類によると、資産総額1240億ドル(約13兆5000億円)と推定されるゲイツ氏は、カナディアン・ナショナル鉄道の1400万株15億3000万ドル(約1671億円)相当の株式と、オートネーション社の290万株3億1000万ドル(約339億円)相当の株式を、自身の投資会社カスケード・インベストメント社を通して譲渡していたという。
27年間連れ添い、18歳から25歳まで3人の子供をもうけた夫妻は離婚発表時、こう共同声明を出していた。「熟慮と関係改善に多大な努力の末、私達は結婚生活を終えることを決意しました。この27年間、私達は3人の素晴らしい子供達を育て、人々が健康的で生産的な暮らしを送れるよう世界各地で活動する財団を築きました。私達は今後もその使命を信じて、財団では一緒に仕事を続けて行きますが、次の人生の段階で夫婦として一緒に成長することはできないと考えています。私達が新たな人生の舵をとり始めようとする中、私達の家族にスペースとプライバシーを与えてくださることをお願いします」
世界屈指の富豪である同夫妻は2000年、世界における極度の貧困の撲滅と医療の向上を目指しビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団を創立した。