『機動戦士ガンダム―』諏訪部順一「早く続きを演じたい」斉藤壮馬「本当に難しいキャラ」

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部

 映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』5月7日の公開まで2週間となった24日、主要キャストが作品への意気込み、思い入れを語った。また、同日より放送されるテレビスポットが公開された。

 アムロとシャアの最後の決戦を描いた『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』から33年―。その世界観を引き継ぐ富野由悠季による小説『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の映画化。反地球連邦政府運動「マフティー」が挑む新たな戦いを縦軸に、そのリーダーであるハサウェイ・ノア、謎の美少女ギギ・アンダルシア、連邦軍大佐ケネス・スレッグの交差する運命が描かれる。

<ケネス・スレッグ役 諏訪部順一>

―『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』にご出演が決まった時のお気持ちをお聞かせください。

 『逆襲のシャア』を劇場で観たのは高校生の時。そして、平成元年に上巻が発売された『閃光のハサウェイ』の小説とは、刊行当時に出会っています。あれから30年以上の時が流れ、時代は令和となりましたが、今でもガンダムはもちろん大好きです。本作に関わることができると決まった時は、心からうれしく思いました。

―初めて台本を読んだときの感想をお聞かせください。また、アフレコを振り返り、役を演じるにあたって意識したことがあれば教えてください。

 ただ小説をなぞっていく感じではなく、映像作品ならではの面白さがきちんと盛り込まれた構成になっていると台本を読んで思いました。演じる上では、本作におけるケネスの立ち位置、在り方をしっかり固めるべく努めたわけですが、ハサウェイ&ギギと一緒に収録することができたお陰もありそれは果たせたのではないかと。早く続きを演じたいです。

―『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』を楽しみにしている皆様へのメッセージをお願いします。

 当初の予定よりもかなり公開が遅れることとなってしまいましたが、多くの皆様がお待ちくださっていることを心よりありがたく思っております。違いのわかる大人の皆様にも御満足いただけるクオリティの作品に仕上がりました。ぜひ劇場でお楽しみいただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。

<レーン・エイム役 斉藤壮馬>

―『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』にご出演が決まった時のお気持ちをお聞かせください。

 レーンのオーディションを受けた際、録音演出の木村さんから「レーンは才能があるが、ハサウェイと比べてまだ青い若武者のようなイメージで演じてください」というディレクションをいただいたことをよく覚えております。たくさんのパターンを試させていただきながら、正直あまり手応えはなかったのですが、その分決まりましたと聞いたときは本当に嬉しかったです。同時に、この大作にレーンの声として参加させていただく責任も感じました。すでに収録をスタートさせていらっしゃるメインキャストの皆さんからも、現場の熱量がものすごいと伺っていたので、自分の持てるエネルギーをしっかりと注ぎ込まなければならないな、と気を引き締めました。

―初めて台本を読んだときの感想をお聞かせください。また、アフレコを振り返り、役を演じるにあたって意識したことがあれば教えてください。

 ぼくは出番の関係で皆さんよりも少し遅れて台本をいただいたのですが、きちんと読み込んで過不足なく流れを咀嚼する必要のある台本だと感じました。ハサウェイたちがナチュラルかつ複雑な会話劇を展開してゆく一方で、レーンはある種若さゆえのまっすぐさ、大胆さが求められるのではないだろうか、とも。特に最初にハサウェイと相対するシーンでは、ひとつひとつ状況を冷静に分析して戦うハサウェイに対し、自信があるが実戦経験が浅いゆえに翻弄されてしまうレーンという構図が浮き彫りになります。己の未熟さと悔しさをバネにレーンが今後どう成長してゆくのかというのも、このドラマの見どころのひとつなのではないでしょうか。小野賢章さんと一緒に収録ができたのですが、実際に演じられているのを見て、やはりハサウェイは本当に難しいキャラクターだなと痛感しました。あのシーンは直接掛け合えたからこその熱量が込められたのではないかなと思っています。

―『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』を楽しみにしている皆様へのメッセージをお願いします。

 改めまして、この度レーン・エイムの声を担当させていただくことになりました、斉藤壮馬と申します。多くの方に深く愛されているガンダムシリーズに声優として関わらせていただけますこと、本当に幸せに思っております。本作でのレーンは、ハサウェイと比べてまだ若いけれども伸び代を大いに感じさせるキャラクターとして描かれています。ぼく自身も、彼との歩みを通して成長してゆけるよう、毎回のアフレコに全力で臨みたいと思います。本公開まで今しばらくお待ちいただき、ぜひ多くの方に彼らの物語を直接体感していただきたいと思っております。何卒よろしくお願いいたします!

 また、2種類のテレビスポットが24日から展開。ストーリー編では、ハサウェイの他にもギギやケネスの姿、モビルスーツも登場。そして[Alexandros]の主題歌「閃光」が鳴り響き、最後にはハサウェイとギギが抱きしめ合う15秒が完成した。モビルスーツ編では、クスィーガンダムとペーネロペーの激しい戦闘シーンが描かれている。操縦しているハサウェイやレーンの凛とした表情が印象的であり、モビルスーツたちが空を飛ぶ姿、戦う姿が圧巻の映像となっている。

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