ジャスティン・ビーバー(27)は薬物乱用をしていた時期、睡眠中も脈があるかどうかボディーガードにチェックされていたという。10代にして世界的大スターとなったジャスティンは「空虚感」をなくすためドラッグに依存するようになっていたそうで、一時は命を落とすのではないかとスタッフから心配されるほどだったという。
命を落とさなかったのはキリスト教の信仰心と妻ヘイリー・ビーバーのおかげだとするジャスティンは、GQ誌とのインタビューで当時をこう振り返っている。「もっと欲しいという感覚があった」「あれほど成功していても『まだ悲しい。まだ痛みを抱えてる。それに、解決していない問題がある』って気分だった。成功は全てを良くしてくれると思っていたのに」「だから僕にとってドラッグは、乗り切るために何も感じなくなるための薬だったんだ」
そして、その不安感を業界の人々に利用され、なりたくない自分になっていったとして、「自分のキャリアにおけるビジョンを見失ってしまった。色々な意見が溢れかえってる。そしてこの業界には、残念なことに人の不安感を利用する人たちがいる。だからそういうことがあると、もちろん怒りを感じるわけだ」「そういう時、大きな夢を持った若く怒りを抱えた若者だと、世界にただこき使われて、なりたくない自分にさせられてしまうんだ」「そしてある日、目が覚めると、自分の人間関係がむちゃくちゃになっていて、とても不幸せだと気づく。大成功はしているのに、『内面がこんなに空っぽなら何の意味があるっていうんだ』と思うようになる」と続けた。
そして、人生の目的を再確認するべく、神に頼るようになったそうで、「神は寛大だ。『神様、本当にいるなら助けてください。自分だけではもうやっていけないから』と思うほどになった。すごく辛くて、何をしようとしても、自己中なエゴからくる決断ばかりだった」「だから『僕に何を求めているんですか?歌ってパフォーマンスをし、音楽を作るという希望を僕の中に与えてくださったんじゃないんですか?これはなぜ僕の心の中にあるんですか?何の意味があって?全てに何の意味があるんですか?この地球に僕が存在する意味は?』ってね」と説明している。