ヘンリー王子 人種差別が「大きな要因」、米国移住の理由

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ヘンリー王子とメーガン妃
ヘンリー王子とメーガン妃

 ヘンリー王子(36)が妻メーガン妃(39)と共にイギリス王室を退位し、現在1歳10か月となる息子アーチー君を連れてアメリカへ移住したのは、人種差別が「大きな要因」だったことを明かした。現在家族と共に米カリフォルニア州で暮らすヘンリー王子は、オプラ・ウィンフリーとのインタビューの中で、アフリカ系アメリカ人の母親を持つメーガン妃に向けられた人種差別により、母国を離れざるを得ない状況に追いやられたと感じていると語った。

 7日(日)にアメリカで最初に放送された同インタビューの未公開映像が『CBSディス・モーニング』で放送され、その中で「人種差別が原因で国を離れたのですか?」とオプラに質問されたヘンリー王子は「それは大きな要因でした」と答えた。「(王子が立ち上げた慈善団体)センテバレの募金集めイベントの時でした。ディナーの際、出席者の一人に『お願いですから、メディアとこんなことをしないで下さい。彼らはあなたの人生を台無しにしますよ』と言われたのです。そこで『どういう意味ですか?』と私は聞きました。もちろんその意味は分かっていましたが。そしたら『あなたは分かっていない。イギリスが偏見に満ちていることを』と言われました。私はそこで、イギリスが偏見に満ちているのではなく、イギリスのメディア、特にタブロイド各紙が偏見に満ちていると言いました。すると『違います。イギリスが偏見に満ちているのです』と彼は言ったのです。私は全くそれには同意しませんが」

 これに加え同インタビューでは、メーガン妃が王室内でアーチー君の「肌の色の濃さ」を懸念する会話があったことを明かしていたものの、その当事者の名前については口を閉ざしていた。

 一方で夫妻は、同インタビューで、2018年5月19日にウィンザー城の聖ジョージ礼拝堂で行われ世界中に中継された結婚式の3日前に自宅の庭で密かに挙式していたことを明かしていたが、法的にはそれは無効だったそうだ。

 メーガン妃は、当時2人の住居であったケンジントン宮殿内ノッティンガム・コテージの庭で行われたそのプライベートな結婚式について「結婚式の3日前に、私達は結婚したのです。そのことは誰も知りません」「私達は大主教に電話して『このこと、この大イベントは世界のためです。でもこれは私達2人の繋がりなのです』って言ったんです」「私達の裏庭で、カンタベリー大主教のみ立ち合いのもと、契りを交わしました」と明かしたが、夫妻のスポークパーソンはE!ニュースに、夫妻は法的には公の挙式の日程である5月19日に結婚したと話している。

 また妃は、テレビ放映された挙式は「体外離脱的経験」であったとも話していた。

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