集英社がマンガアート新事業…「ワンピース」「ベルサイユのばら」「イノサン」

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
マンガアートのキービジュアル
マンガアートのキービジュアル

 集英社は1日、“マンガアート”を世界販売する新事業「SHUEISHA MANGA-ART HERITAGE」の立ち上げを発表した。原画のデジタルアーカイブを活用し、作品に美術品としての永続的な価値を与える取り組みで、同社初の越境EC事業となる。

 同日、オンライン会見が行われ、尾田栄一郎さんの「ONE PIECE」、池田理代子さんの「ベルサイユのばら」、坂本眞一さんの「イノサン」のマンガアートが披露された。新事業では活版平台印刷機、耐光性のあるインク、保存性の高いコットン100%の用紙を用いるなど美術品としての価値を追求。ブロックチェーン証明書を発行し、来歴を永続的に記録し、その価値を保証する。

 新事業の責任者で、同社デジタル事業部の岡本正史さんは「原画を単純にコピーしたものではなく、紙、インク、サイズにおいて原画を上回るクオリティーを担保するものがマンガアートです」と説明した。また、原画保存のため、学術機関や美術館とも連携していく。

 5年で100億円、10年で500億円規模の国内市場開拓を目指す。海外展開への強化も視野に入れる。マンガアートは公式サイトにて、当面は抽選販売が行われる。

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