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【中学受験】生き物のように変化が起こる教育現場 進学実績向上で注目度が増す箕面自由学園の場合

受験

齋藤丈篤 齋藤丈篤
画像はイメージです(78art/stock.adobe.com)
画像はイメージです(78art/stock.adobe.com)

 こんにちは!アップ教育企画・進学館の齋藤と申します。

 春爛漫。そよぐ風に舞う花びら。見惚れるほど鮮やかな満開を迎えた桜は、入学式シーズン到来の証です。私立中学校でも、積年の努力を実らせて合格を勝ち取った新中学1年生が、不慣れ極まりない制服姿を披露することとなります。

 近年は、保護者さまに晴れ姿を見せる前に、オリエンテーションなどと並行して入学式のリハーサルが行われる学校もあります。何度も面談を重ねた保護者さまより、難関中学校に合格し、総代としてあいさつすることとなったお子さまのリハーサルでの様子が同校のインスタグラムに掲載されていることを伺い、拝見しました。その凛々しさたるや、数カ月前のおどおどしていた彼とはまったくの別人。きっと地球の未来を支える若者へと成長していくに違いありません。

 そんな入学式のシーズンは、学校にとって変化の時でもあります。来春の入試要項の発表や、人事異動。3学期終了段階で離任が発表されることも多いですが、新しく赴任される先生が誰なのか、どのような方なのか。とりわけ校長先生が変わるとなると、生徒や保護者さまはもちろんのこと、われわれ塾現場にとっても要注目。あえて誤解を恐れず申し上げると、ジャンヌダルクのようなひとりの強い意思で、学校が劇的に変化することもあります。

 上記、近年での最たる例として箕面自由学園(大阪府豊中市)が挙げられます。田中良樹校長が赴任した2014年当時、中学受験を考える方で同校を検討されているケースは、お世辞にも多いとは言えない状況でした。そんな中、「わが子を通わせたい学校を作る」という強固な意志のもと、改革がはじまりました。

 自分に賛同する優秀な先生を自ら呼び寄せ、そして自身が率先して子どもとの向き合い方を示す。今でも途方もない量のレポートを学生とやりとりし、そこには生身の人間からでないと得られない血の通ったメッセージが添えられています。

 また、先生の熱意にほだされた高校生の多くが、早朝から学校にて自習に励むようになるなどの変化があった結果、もうひとつの重要な軸である進学実績の向上にも明確な変化が生じました。関関同立合格実績は近5年間で倍以上、阪大神大は5倍以上となり、中学受験業界での注目度も年々高まっています。校長先生の意思が現場を変え、先生方のハートが生徒にも火をつけた好循環が起こった一例といえるでしょう。

 生き物のように教育現場に変化が起こる理由はまさにここにあります。各校が掲げる教育理念に関しては、道外れたものであるはずもないのですが、実践できるかどうかについては各人の意思、ひいては束ねる方の考えや行動が重要なものとなります。パンフレットやホームページ、入試要項だけでなく、できるだけ「人が見える機会」を生かして受験校を検討していただくことをおすすめします(進学館では5月・6月に有名私立中講演会を実施し、校長先生をはじめ中核を担う先生方に学校のウリをお話しいただきますので、ぜひご活用ください)。

 前述の田中校長は赴任前、恩師に「生きるために教師をやるのか。教師をやるために生きるのか」と問われたそうです。以来、教員の「働き方改革」とともに「働き甲斐改革」も大切にしている、ということ。働き甲斐を感じながら教育現場に立つ先生が数多くいらっしゃる学校の価値は、大学の合格実績だけでは決して語れないものがあります。もちろん、そのような魅力の有無を知ることは簡単ではありませんが、多面的に学校を見る機会をもって判断するように心がけていただければと思います。

 新中学1年生の皆さま、保護者さま、この度は中学へのご入学、おめでとうございます。これから歩む日々に、数多くの桜が咲き誇ることを心よりお祈り申し上げます。

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