11日放送予定のABCテレビ・テレビ朝日系「新婚さんいらっしゃい!」(日曜、後0・55)は、徳島県北島町からやって来た27歳と33歳の夫妻が登場する。
スキップで元気いっぱいに登場した27歳の夫は、33歳の妻が「初めての彼女で、初めて好きになった人」だとニコニコで説明。そんな大好きな妻と一緒に「新婚さんいらっしゃい!」へ出演できること自体が「夢みたい」だという。
2人の出会いは県内の大学。高校卒業後、保育士を目指して児童学科へ進学した夫と一度社会人を経験してから入学した妻は6歳差の同級生だった。夫にとって、妻は「崖の上に咲く高嶺の花」のような存在。1年生の頃はほとんど会話もなく、ただ目で追うだけだった。
そんな関係が動いたのは2年生の時。共通の友人に誘われたカラオケで、初めてまともに言葉を交わすことに。しかも、妻が入れたのは「クレヨンしんちゃん」のオープニング曲。大人っぽい印象だった妻が、迫真の声マネで歌う姿に夫は一気に親近感を抱いたという。
その後、夫は勇気を出して妻を映画に誘う。初デートが実現し、前日眠れないほど喜んだ夫だったが、2回目の誘いはやんわり断られてしまう。さらに、ある日大学へ行くと妻の姿がなく、先生から突然の中退を知らされる。実際は大学生活に疲れ、別の環境で学び直そうと決めただけだったが、事情を知らない夫は「僕が男を出しちゃったけぇ、嫌がらせてしまった」と思い込み、大きなショックを受ける。
しかし半年後、物語は思わぬ形で動き出す。徳島のショッピングモールへ家族と映画を見に来た夫が、偶然妻とすれ違ったのだ。館内を必死に探し回るものの見つけられず、「会いたすぎて幻覚でも見たんかな」と肩を落とす。ところが2日後、妻から「あの時すれ違ったよね」とメッセージが届き、再会が実現。お詫びとして猫のポーチを渡された夫は「このままバイバイなんて嫌じゃ」と覚悟を決め、人生初の告白へ。番組ではこの偶然の再会から告白までを夫婦本人が再現VTRで熱演する。
告白を受けた妻はすぐには返事をせず、まず母に相談する。女手ひとつで家を守ってきた母にはお墓や家を守っていきたいという思いがあり、以前から「結婚するなら婿養子に入ってくれる人がいい」と考えていた。そこで妻が夫に「付き合うなら結婚も考えられる相手がいい。なんなら婿養子どうですか?」と切り出すと、夫は「いいよ~」と即答。結婚前提の交際が始まった。
ところが、妻の母との顔合わせを前に3人きょうだいの長男である夫の家族から、婿養子は難しいのではとの声が…。ホテルでのランチ当日、夫は「婿養子は難しいけれど、妻の家族とお墓は大事にします」と伝える。妻すら初耳の方針変更だったが、母は穏やかに「婿養子の件はいったん置いて、お付き合いしてみたら」と応じる。だが、解散して母娘2人きりになった途端、妻に放った本音は「もうアイツはないわ」。「クネクネしやがって」とまで言われていたことが明かされ、スタジオは騒然となる。
結婚への道が閉ざされた中、ある夜、夫から「僕から結婚しようとは言わないよ。でも、妻が僕と一緒になりたいと思ったら、その時はいつでも行くから!」というメッセージが。妻は思わず「そこまで言うなら奪いにきてよ」と返すものの、わずか5秒で送信取り消し。しかし、夫はすでに読んでおり、「今から行くけん、待っとって」と電話すると、すぐ車で妻のもとへ。2人は再び妻の母に向き合う決意を固める。
そんな2人に妻の母が提示したのは「3年間同棲して、それでも一緒にいられたら本物」という条件。しかも、母自身は「絶対持たないと思った」とあっさり明かす。最初こそ実家暮らししか経験のなかった夫が家事分担に戸惑い、「一緒に生活して楽しいはずなのに、全然気持ちが休まらない」と感じる時期があったものの、暮らしを重ねるうちに互いの気持ちへ寄り添えるようになり、約束の3年間を見事にやり遂げた。
3年後、2人は改めて妻の母に結婚のあいさつ。夫が「僕が幸せにします。娘さんをください」と伝えると、ついに「はい、お願いします」と返事が返ってきた。母いわく、「(心の)閉店ガラガラを、ちょっとずつ開けていこう」という気持ちになったのだとか。嬉しさのあまり涙した夫は母と握手するが、その“和解の瞬間”を収めた写真の場所はまさかの駐車場。藤井も「いや、駐車場やん!」と大笑いする。こうして妻の母にも認められた2人は今年3月に結婚。6歳上の“高嶺の花”を追い続けた夫の初恋はついに実を結んだ。