映画『北北西に進路を取れ』などで知られる女優エヴァ・マリー・セイントさんが、102歳で亡くなった。
アカデミー賞受賞者であるエヴァの代理人ジェフ・サンダーソン氏はローリングストーン誌に対し、エヴァが6日にロサンゼルスの自宅で「家族や愛する人たちに囲まれ、自然死を遂げました」と明らかにした。
息子ダレルと娘ローレット、4人の孫と2人のひ孫に恵まれたエヴァには、追悼の声が相次いでいる。
フェイスブックでは、あるファンが「なんて人生!本当に素晴らしい女優で、私の大好きな作品のひとつ『北北西に進路を取れ』での彼女は最高でした。どうか安らかに、セイントさん!」とつづった。
1924年7月4日にニュージャージー州ニューアークで生まれたエヴァはテレビやラジオで芸能活動をスタートし、53年にブロードウェーデビューを果たした。翌年には俳優マーロン・ブランドさんと共演した「波止場」で映画デビューを飾り、55年のアカデミー賞で助演女優賞を受賞。同年3月30日の授賞式からわずか2日後に、ダレルを出産している。59年にはアルフレッド・ヒッチコック監督の「北北西に進路を取れ」で俳優ケーリー・グラントさんの相手役を務め、代表作のひとつとなった。90年にはエミー賞の助演女優賞も獲得している。
私生活では51年にニューヨークの地下鉄で出会ったテレビディレクター兼プロデューサーのジェフリー・ヘイデンさんと結婚。2016年12月24日に夫ががんとの闘病の末、90歳で亡くなるまで連れ添った。最後の長編映画出演作は、2014年のファンタジー映画「ニューヨーク 冬物語」だった。