企業向けの教育研修事業と採用支援事業を展開する株式会社ジェイックはこのほど、20代の正社員117人を対象に「モチベーション低下と回復の実態」に関するアンケートを実施、結果を公表した。
日常業務への意欲を尋ねたところ、「非常に高い」が35.0%、「やや高い」が43.6%、「やや低い」が11.1%、「非常に低い」が10.3%だった。約8割が日常の仕事への意欲を高く保っている。
仕事へのモチベーションが下がる要因を3つまで選択できる設問では、「ミスや失敗」が42.7%で最も多かった。「成長実感が得られない(33.3%)」「職場の人間関係(28.2%)」「給与や待遇への不満(24.8%)」「努力や成果が評価されない(23.9%)」「仕事量が多すぎる(21.4%)」と続いた。待遇面だけでなく、日々の仕事の経験や周囲との関係が上位となった。
モチベーションの低い状態が続いた場合、転職を考えるか尋ねたところ、「すぐ考える」は9.4%。最も多かったのは「1年以上続けば考える(28.2%)」だったが、約半数は、モチベーションの低下が1年未満の段階で転職を検討する意向を示した。
モチベーションを高めるきっかけとして当てはまることでは、「自分自身で気持ちを整理すること」が46.2%で最も多く、「上司からの声掛け(35.0%)」「先輩からの声掛け(29.9%)」「同僚・同期との会話(28.2%)」「家族・友人・パートナーとの会話(27.4%)」と続いた。「AI(ChatGPTやGemini等)との対話」も12.0%だった。モチベーションの回復には、本人による気持ちの整理に加え、身近な人とのコミュニケーションも関係していることが伺える。
落ち込んだときの上司や先輩に最も求めるサポートでは、「課題解決のアドバイス」が24.8%で最多。「励ましや承認の言葉(18.8%)」「気軽に相談できる機会(15.4%)」「業務の具体的な指導(14.5%)」「改善点を率直に指摘してもらうこと(12.0%)」と続いた。具体的なアドバイスだけでなく、励ましや承認、気軽に相談できる機会など、上司・先輩からのさまざまな関わりが求められている。
同社は「現在の管理職には、業務を管理するだけでなく、部下の成長を支援し、モチベーションを支える役割も求められています。管理職にはマネジメントに必要なコミュニケーションを学ぶ研修を、若手社員にはミスや失敗などの困難に直面した際に気持ちを切り替え、前向きに立て直すレジリエンスを身につける研修を、それぞれ企業が提供していくことも重要」としている。