テスラの新型ロボタクシー「サイバーキャブ(Cybercab)」が路上で立ち往生した場合、警察官や消防士らが車両を「押す」必要が生じる可能性があることが、同社が示したガイダンスで明らかになった。
この警告は、テスラが作成し7月にテキサス州公安局に提出した69ページに及ぶ「初動対応者対応計画」に記載されている。
同資料は、サイバーキャブにハンドルやペダルが備わっておらず、警察官や消防士が車両を運転して危険区域から移動させることができないという、同車特有の課題を指摘している。
ガイドには「火災や高電圧被曝のリスクが低く、低電圧電源が生きている状況であれば、サイバーキャブは道路をふさがないよう速やかに押して移動させることができる」と記載されている。
一方でテスラは、ニュートラルまたはトーモード(牽引モード)になっていない状態で車両を押すと、モーターが過熱し、電気部品が露出していた場合には感電のリスクが生じる恐れがあると警告している。
ガイドでは、警察官や消防士らに対し、ほとんどの緊急時には車両の通信システムまたは電話でテスラに連絡するよう求めている。テスラ側で車両を遠隔操作したり、操作系統へのアクセスを提供したり、車両をニュートラルに切り替えて押せる状態にしたりできる場合があるという。
このガイダンスは、テスラがテキサス州オースティンでサイバーキャブの展開を開始した時期に合わせて公表された。