クイーンのフレディ・マーキュリーの元恋人メアリー・オースティン(75)は、フレディの家と財産の半分を相続したにもかかわらず、その事実について息子たちに「何も話さなかった」という。
フレディと6年間交際し、1991年亡くなるまで親しい友人関係を保っていたメアリーだが、自身の息子たちに対しては交際について一度も話し合うことはなく、20代後半になるまでその事実を知らせなかったという。英「ガーディアン」紙の取材に対し、メアリーは「(息子たちは)クイーンのことも全く知らなかった。一切教えなかったから」と語る。長男のジェイミーは、自宅を曾祖父から相続したものと思い込んでいて、ピアノの上にフレディの写真が飾られていても決して尋ねなかったという。
事実を隠し続けた理由について、メアリーは「彼について話すといつも泣いてしまうから。わざわざ自分を悲しませるようなことはしたくなかった。子供時代は自分が何者であるかを決定づける鍵となるし、自分自身を楽しむべきだと思った」と明かした。
一方、息子ジェイミーは、母とフレディの間に深い絆があることに気づいていたと語る。「母にとってその話をするのがどれほど苦痛であるかは明らかだった。喪失感はまだそこにあって、不快感や痛みを目にすれば話したくなくなるものだ。だから私たちはそれを尊重することを学んだ」とメアリーを気遣っていたことを明かした。
その後、フレディについてオープンに話し合うようになったことで、家族の関係は大きく変化した。ジェイミーは「母が経験したすべてのことに信じられないほどの感謝を抱いている。なぜ私たちを守るためにあのような決断を下したのか、今では深く理解している」とメアリーの心情を思いやった。