トイレで用を足していたらまさかの紙切れ。
家族に向かって必死に助けを求めると、誰よりも早く駆けつけた“意外な救世主”の姿がXで話題となっている。
実家の2階にあるトイレで、「誰かー!罠だ!誰かーー!」と叫んだ投稿者。すると少しだけ開いたドアの向こうから、じっとこちらを見つめるつぶらな瞳…。そう、真っ先に駆けつけた“意外な救世主”とは3歳の愛猫「のりまき」だったのだ。
SNSユーザーから
「現場到着は最速、救援物資はゼロ」
「飼い主のピンチに駆けつける優しいにゃんこちゃんですね」
「申し訳ありません…私はここで見守ることしか…」
など数々の温かい声が寄せられた今回の投稿について、投稿者のぽにょこロイドさんに詳しい話を聞いた。
ーー ドアの隙間からのぞいていたのりまきくんを見た際、率直にどう思われましたか?
ぽにょこロイド:思わず笑ってしまいました!「気になって様子を見に来たんだな、かわいいな」と温かい気持ちになると同時に、「でも、のりまきじゃ何もできないもんなぁ〜……」と思いました。のりまきは、しばらく私の様子をうかがっていました。
ーー その後、トイレからどのように“生還”されましたか?
ぽにょこロイド:のりまきが来てもどうにもならないので、弟に電話してトイレットペーパーを持ってきてもらいました。
ーー のりまきくんの年齢や、普段の性格について教えてください。
ぽにょこロイド:3歳のオスです。初対面の人に触られたり、抱っこされたりしても平気で、庭に来る野良猫とも遊びたがるなど、かなり社交的です。「シャー」と怒るところも滅多に見ない、おおらかな性格です。
人にも猫にも何にでも興味津々で、カーテンレールにも登るわんぱくな一面もあります。「フレンドリーでおおらかな、わんぱく坊主」という感じです。
ネットの皆さんは「助けに駆けつける忠猫」「心配してくれて優しい」などと褒めてくださっていますが、飼い主としては「うるさく騒いでるな、何だぁ?」と、単に野次馬をしに来たのだろうなと感じます(笑)。
ーー 今回の出来事以外にも、のりまきくんの印象に残っているエピソードがあれば教えてください。
ぽにょこロイド:祖父が体調を崩して入院し、家族みんなが元気をなくしていた頃のことです。それまで一度もなかったのに、家の小屋で野良猫が子猫を産んでいました。
様子を見に行くと、子猫だったのりまきが私の後をついてきて、何度小屋へ戻しても離れません。しまいには小屋の2階から落ちてきたため、とっさにキャッチ。それをきっかけに、そのまま家族として迎えることになったんです。当時は犬を飼うつもりでしたが、思いがけず猫との暮らしが始まりました。
その後、祖父は亡くなりましたが、新しい家族となったのりまきのおかげで寂しさが少し紛れ、特に祖母は精神的に本当に助けられたと思います。のりまきをきっかけに、以前より家族の会話も増えました。私たちにとって、のりまきは天からの贈り物です。
ーー 投稿の反響についてお聞かせください。
ぽにょこロイド:何気なくつぶやいた投稿に、まさかこれほど反応があるとは思っておらず、私が一番驚いています(笑)。のりまきのことを「かわいい」と褒めていただき、家族みんなとてもうれしい気持ちになりました。皆さんからのコメントも、家族で読んで楽しませていただきました。
◇ ◇
救援物資を運ぶことはできなかったが、助けを求める声に誰よりも早く駆けつけたのりまきくん。偶然の出会いから家族の一員となり、寂しい時期には、その存在で家族の心を支えてきた。
今回も、ドアの向こうから見つめる愛らしい姿が、家族だけでなく多くのSNSユーザーを笑顔にした。ぽにょこロイドさんが語るように、のりまきくんは一家にとって、まさに「天からの贈り物」なのだろう。