天敵のはずが、すっかり“特等席”に――。ハトよけのアイデアを上回るハトの知能がXで話題となった。
「え、え、バカにされてる!!! ハト対策にカラスの置物置いたのに、バカにされてる!!!」と投稿された一枚の写真。
黒いカラスの模型の頭上に、恐れる様子もなく1羽のハトが堂々と立っている。ハトは“天敵”が模型だということを見破り、すっかり止まり木にしてしまったようだ。
SNSユーザーから
「王者の風格!!」
「これがホントのハットウシンってね!」
「もう置物とばれている・・・」
などの声が寄せられた今回の投稿について、投稿者でイラストレーターのたいちょさんに詳しく話を聞いた。
ーー設置した経緯について教えてください。
たいちょ:約10年前から、隣の空き家にハトが住み着き、毎年繁殖するようになりました。以前、自宅の煙突から鳴き声が聞こえ、「煙突の中に何かいる!?」となったこともあります。煙突を外し、何とか逃がすというちょっとした救出劇に(笑)。
その後は煙突に網を張り、市にも連絡していましたが、なかなか対応がないまま何年も経ちました。今年は特に繁殖が多く、フン害もかなりひどくなったため、「何か対策しないとな」と思っていたところ、Amazonで市販されていたカラスの模型を見つけ、「天敵がいたら近寄らなくなるんじゃないか」という素朴な発想で買ってみました(笑)。
ーー模型の上にハトが乗っていることに気付いた際のご感想は?
たいちょ:見た瞬間は、「え!? は!? なんで乗ってんの!?」「え、バカにしてるの!?」という感じでした!横にいるだけでも「効果ないのかな?」と思うところなのに、まさか模型の“上”に乗るとは思っていなかったので、完全に予想外でした。自然と「カメラ!カメラ!!」となり、自分自身「どういうこと??」というのが率直なところです(笑)。
ーーその後、ハトの様子や被害に変化はありましたか?
たいちょ:置いた直後の1週間くらいは、多少効果があったように思います。近寄らなかったり、普段いる近所の屋根より少し遠い所で警戒したりして、「お、意外と効いてるのかな?」と思っていたのですが、その後は全然駄目でした。普通に模型の隣にいるようになり、「これはもう駄目なやつだな」と思いつつ、せっかく設置したので、そのまま様子を見ているところでした。
ーー投稿の反響へのご感想をお聞かせください。
たいちょ:ここまで大きな反響になるとは全く思っていなかったので、かなり驚きました。
特に面白かったのが、「ハトは賢いから、もうカラスが偽物だってばれてるんだね(笑)」というコメントがある一方で、「いや、ハトがバカすぎて何も分かってないんです!」というコメントもあったことです(笑)。「賢くて見破っている」という意見と、「何も分かっていない」という意見が真逆なのが面白く、コメント欄そのものも楽しませていただきました。
◇ ◇
天敵を置けば寄り付かなくなるはずが、効果を感じられたのは最初の1週間ほど。ついには頭上を取られてしまったカラスの模型だが、約10年にわたってハトに悩まされてきたたいちょさんには、思わぬ笑いを運んできた。
模型の正体を見破ったのか、それとも何も気にしていないのか。真相はハトのみぞ知るところだが、対策を軽々と乗り越えた堂々たる姿は、多くの人を楽しませたようだ。
なお、たいちょさんのXでは、イラストレーターとしての作品や日常が投稿されている。興味のある方は、ぜひチェックしてほしい。
▽たいちょさんX
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