映画「オアシス:ドント・ルック・バック・イン・アンガー」は、隠しカメラで捉えたロックバンド・オアシスのリアム・ギャラガーとノエル・ギャラガーの再結成の様子をありのままの姿でファンに届ける内容となっている。
監督のディラン・サザン氏とウィル・ラブレース氏は16年ぶりのツアー「Oasis Live '25」へ向けたリハーサルで兄弟が再会するにあたり、長年の確執を経た関係を乱さないよう、撮影セットを極力目立たなくしたという。2人はロンドンのスタジオに隠しカメラのリグを設置し、ギャラガー兄弟がスタッフの姿を一切見ずにリハーサルできるようにした。
サザン氏はビルボード誌にこう語る。「バンドのメンバーが撮影クルーの姿を目にすることは、一度もありませんでした」。映像は別室に配信されていたそうで「最初の1週間はそこにカメラがあることにリアムはまったく気づいていなかったと思います」と続ける。こうした初期映像に2025年のワールドツアーの模様、20年以上ぶりとなる兄弟そろってのインタビューを組み合わせて構成される。
サザンによれば、再結成の感情的なインパクトが実感できたのは2025年7月4日、カーディフのプリンシパリティ・スタジアムでの初日公演からだったという。「カーディフでの初公演が終わり、照明がついた瞬間を捉えたシーンがあるのですが、そこに映っているのは、あらゆる感情を経験し尽くしたような、放心状態の観客たちの姿でした」「これは大きな出来事になるだろうとは思っていましたが、私たちが想像していたのとは、感情面でまったく違う次元のものでした」と語っている。