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大阪の商店街で発見された伝言板 "野生のツイッター"ほっこりすると話題 子どもや住民がチョークで書き込む

中将 タカノリ 中将 タカノリ

大阪の商店街で発見された"野生のツイッター"がSNS上で大きな注目を集めている。

「さいきんヌートリアいないね」
「DIYにめざめた」
「ブリ食べた おいしかった」

昔よく駅などで見た伝言板に思い思いに書かれたメッセージ。子供が書いたものが多いのだろうか、平和であどけない言葉たちを読んでいると、少し心がほっとする気がする。

この伝言板が設置されているのは大阪市此花区の此花住吉商店街。この付近、千鳥橋一帯で地域活性に取り組む団体「チドリズ」のいしかわさんにお話を聞いた。

ーー伝言板が設置された経緯は?

いしかわ:こちらの伝言板は、今年5月30日から6月6日に私たちチドリズが主催したイベント「TAGちどりばし思い出ストリート」で制作・展示したもので、現在は会場である此花住吉商店街の皆さまに管理していただき、引き続き設置されています。

ーーチドリズはどのような活動をおこなっているのでしょうか?

いしかわ:私を含むチドリズの代表メンバー6名は此花区梅香地域に拠点を置き、町で実際に暮らしながら、それぞれの活動を活かして様々な企画運営を行ってきました。町の銭湯「千鳥温泉」で番台や掃除スタッフとして住民の方々と関わりを持ったり、地域活動協議会、地域の祭り、盆踊り大会などにも運営メンバーとして参加するなど、ローカルな付き合いと共に同年齢層のコミュニティも形成しています。そういった繋がりの中で共有しているさまざまなもの・ことの面白さを、自分達の世代やコミュニティの内部に留まらせず、どのようにして広い範囲の人々と通じ共有できるかという課題と向き合い、地域や文化に関わる複数の企画を運営、制作してきました。

ーー「TAGちどりばし思い出ストリート」とは?

いしかわ:私たちチドリズの活動拠点である千鳥橋周辺の歴史や文化を思い出す、1週間だけの思い出ストリート。会期中、此花住吉商店街とその周辺で、町の歴史や文化を歩いて巡る回遊型の展示や、音楽ライブ・トークイベント・紙芝居、かつて毎月開催されていた夜市の一夜限りの復活など、様々なプログラムを展開しました。

ーーこの掲示板を制作した狙いは?

いしかわ:昔駅前などに設置されていた伝言板に着想を得て、現代版の伝言板を制作しました。黒板にチョークという昔ながらの形式により、老若男女問わず誰もが気軽に書き込むことができます。「みんなの掲示板」という自由な内容を書き込めるコーナーの他、「最近うれしかったこと」というお題のコーナーの欄には書き込まれた嬉しい気持ちが並んでいて微笑しい空間となりました。また、見た人は気に入った書き込みがあると「いいね欄」に星形マグネットを貼ることで「いいね」することができるという現代要素も取り入れています。

ーーSNSでの反響についてご感想を。

いしかわ:現時点では大きな変化は感じていませんが、引用のポストなどを拝見していると、温かなコミュニケーションが多く大変嬉しく思っています。この掲示板をきっかけに千鳥橋という町を知り、実際に訪れていただくきっかけになれば嬉しいです。

◇ ◇

SNSユーザー達から
「大阪の商店街歩いてたらあまりに美しい野生のツイッターがあった」
「小さい子が書いたであろうご用件にはたくさんいいねついてて美しい」
「初期のツイッターはこんな感じだったんだよ」
など数々の感動の声が寄せられるこの伝言板。ご興味ある方はぜひ此花住吉商店街に足を運んでいただきたい。

なお今回の話題を提供してくれたチドリズは、此花住吉商店街など梅香地域の盆踊り大会運営を引き継ぎ、10月11日の開催に向け準備を進めているそう。地域の伝統行事がどのように時代にあわせ進化してゆくのか興味深い。

【チドリズ関連情報】
▽Xアカウント
https://x.com/naoya0tom
▽チドリズ公式ホームページ
https://chidories.jp/
▽チドリズ活動記録
https://chidories.jp/tag/

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