俳優のニール・パトリック・ハリスが、アカデミー賞の司会について、退屈しお腹を空かせているゲストの前でしゃべる「最も報われない」仕事と考えているという。
シットコム「ママと恋に落ちるまで」への出演で知られ、トニー賞やエミー賞などで司会を務めたニールだが、2015年にはアカデミー賞の司会を担当した。しかし、アカデミー賞は賞レース(アワードシーズン)の最後に行われるため、非常に厳しい仕事だとしてザ・タイムズ紙にこう語っている。
「間違いなく、あらゆる授賞式の中で最も報われない仕事だ。業界にとっては最高峰の達成レベルだが、賞レースの最後の授賞式でもあるよね?」「だからオスカーの頃には、ほとんどの人がすでに全く別の映画の撮影を終えており、実際3本目の撮影に入っている可能性だってある。それに、ゴールデングローブ賞、インディペンデント・スピリット賞、全米プロデューサー組合賞などが事前にあることで、誰が何を受賞するのかほぼ全員が分かっている。出席者たちはただ『ご飯が食べられないこの夜はいつ終わるんだ?』と思いながら座っているだけさ」
さらに、有名な観客を茶化すのを自身は好まないため、他の司会者とは異なるスタイルを採用したとニールは続ける。「あの空間に最適なのは、もっと辛口なことで知られる人物、ジミー・キンメル、コナン・オブライエン、ニッキー・グレイザーなど、人をいじることに非常に長けた人たちだと思う」「誰かを犠牲にしてジョークを言っても、自分の口から出るとあまり良く聞こえないといつも感じているんだ。自分がタキシードを着てワクワクしながら席に座っている時に、司会者からひどいイジりをされる側の立場にはなりたくないからね」と語った。
なお、25年と26年にアカデミー賞の司会を務めたコメディアンのコナン・オブライエンは、27年も3年連続で続投することが決定している。式典を放送する「ディズニー・テレビジョン・グループ」のプレジデントであるクレイグ・エルウィッチ氏は、コナンの続投に際して「ハリウッド最大の夜を年間で最も楽しいお祝いのひとつにしてくれた」と期待を寄せている。