性犯罪で禁錮30年の刑に服している元人気R&B歌手のR・ケリーが、ドナルド・トランプ米大統領に対し、刑期の減刑を求めていることが分かった。「アイ・ビリーブ・アイ・キャン・フライ」のヒットで知られるケリーは、2021年に組織的不正行為、性的人身売買、児童への性的搾取、誘拐、強制労働の罪で有罪評決を受けている。今回は恩赦の全面的な適用を求めているのではなく、刑期の短縮を求めているという。
この請願は現在、ホワイトハウスの恩赦弁護士室(Office of the Pardon Attorney)でオンライン上「係属中」の案件として掲載されているが、ケリー側が提出した裏付け資料は公開されていない。
ホワイトハウス関係者はローリングストーン誌の取材に対し、次のように述べた。「これは誰でも利用できる公開ポータルを通じた、ランダムな申請のように見えます」「ホワイトハウスはあらゆる恩赦請願に対して徹底した審査プロセスを設けており、最終的な決定権は大統領にあります」
2025年6月にはケリーの弁護人が新裁判を求める申し立てを行い、その中で健康上の懸念と身の危険にさらされているとの主張を理由に、保釈による即時釈放も求めていた。
弁護人のボー・B・ブリンドリー氏はケリーが肺に危険な血栓を抱えているにもかかわらず治療を拒否されていると主張し、また「公言する白人至上主義者」が、刑務官らからケリーへの加害を持ちかけられたと語ったとも主張した。
シカゴの連邦判事はケリーの新裁判請求についていまだ判断を下していないが、保釈の請求については却下している。