12日放送予定のABCテレビ・テレビ朝日系「新婚さんいらっしゃい!」(日曜、後0・55)は、山口県からやって来た25歳差の夫妻が登場する。
夫は若い頃に東京で音楽活動をし、現在はギター講師やピアノ調律も手がける“音楽人”。妻は2児を育ててきたシングルマザーで、店を営みながら歌も披露してきたパワフルな女性だ。結婚式代わりの思い出にしたいと番組に応募した2人はスタジオで夫のギター伴奏に合わせ、妻が「Over the Rainbow」を熱唱。夫婦ならではのセッションで魅せる。
出会いは妻が山口で開いた“演奏のできる定食屋”。4年前、子どもたちを育てるために山口へ移住し、食事を楽しみながらバンド演奏もできる店をオープンした妻は、地元テレビの取材で幼い子どもをあやしながら歌った映像が流れたことをきっかけに、店でも歌うように。その噂を聞きつけた夫が店を訪れ、妻の歌声に衝撃を受ける。その場でセッションし、「もっといろんな人に聴いてほしい」と、別会場でのワンマンライブを提案した。
夫に恋愛感情はなかったが、妻は練習動画を見返していたある夜、夫のさりげない会釈や“子犬みたいな目”にズキュン。「これはもう惚れたな」と自覚する。とはいえ、25歳年上の夫は当然既婚者だろうと思い込んでいた。ところがバンド仲間との会話から独身だと判明し、「押したらいけんのちゃうん!?」と猛アタックのスイッチが入る。
妻は「好きです。付き合ってください」とLINEでストレートに告白。しかし、夫は娘ほど年の離れた女性からの告白に「ふざけているのかと思った」と複雑な心境に。番組ではその気持ちを夫がギターで即興演奏し、藤井隆から「ものすっごい盛り下がりましたけど」とツッコミが飛ぶ。
それでも妻は引き下がらず、電話はほぼ毎晩1~2時間。あまりにもまっすぐに好意を伝えてくる妻に、夫も次第に惹かれていく。夫は「圧がすごすぎて」と振り返り、再びギターで“圧がすごい妻に惹かれていく心情”を演奏。度重なる不穏なメロディに、藤井も「いや、まだマイナー入ってくるん!?」と爆笑する。
結婚を考えるうえで、夫が気にしていたのは90歳の母の存在だった。妻と2人の子どもたちを迎えるには、母の理解が不可欠。引け目を感じながら挨拶に向かった妻だったが、母は「今までよく1人でこの2人を育てて、頑張って生きてきたね」と温かく受け止めてくれたという。自らも女手ひとつで2人の息子を育てた母の後押しもあり、2人は交際2カ月でスピード婚を果たす。
ところが幸せな新婚生活は思わぬ方向へ。2人は新婚9カ月で一度離婚してしまったという。番組ではその経緯を本人たちが再現VTRで紹介。妻は思ったことをストレートに口に出すタイプ。一方の夫はなかなか言葉にしないタイプで、妻が「ミュージシャンってモテるんやろ?」と冗談めかして聞いても、否定もせず黙って立ち去ってしまう。
決定打となったのは、妻が美容室から帰ってきた日のこと。新しい髪型に何か言ってほしかった妻に対し、夫が返したのはまさかのため息。しかし、本音は「切るなら切るって言ってくれよ。切る前の写真、撮っておきたかったな」というものだった。その気持ちを言葉にしない夫と、ため息に怒りを爆発させた妻。ついに「もう離婚や」と離婚届を取り出し、その場で記入。夫にもサインを迫る。
夫は「どうせ脅しだろう」と思い、売り言葉に買い言葉でサインしてしまうが、妻は本当に離婚届を提出。翌日、妻の弟から「離婚届が受理された」と知らされ、夫はようやく事態の重大さに気づく。その夜、静まり返った部屋で1人横になった夫の脳裏に浮かんだのは、子どもたちと過ごしたにぎやかな朝、妻との何気ない日々だった。
たまらず夫は妻に電話し、「寂しくてたまらんけ、帰ってきてくれ。頼むけぇ!」と涙ながらに訴える。妻も「これからはちゃんと言葉にして話し合おう」と応じ、再び夫婦として向き合うことに。ドアを開けて帰ってきた妻を、夫は満面の笑みで迎え、「よう帰ってきた!」と抱きしめる。
スタジオで妻は離婚は本気で関係を断ち切りたかったわけではなく、「一旦距離を置いて、パートナーとして支え合えるようになったほうがいいのかなと思った」と説明。夫も2人の息子の存在が大きかったと語り、朝のにぎやかさが消えた寂しさを振り返る。
さらに夫は離婚した日の夜の心情をギターで演奏。悲しすぎるメロディに、藤井は泣きまねをしながら「強いお酒ください」とひと言。スタジオが笑いに包まれる中、夫は離婚後、改めて「すみません、結婚してください」と妻にプロポーズしたと明かす。
25歳差、交際2カ月のスピード婚、新婚9カ月での離婚、そして再プロポーズ。波乱万丈すぎる道のりを経て、妻は「やっと対等の夫婦になれた」と語る。言葉にしない夫と、まっすぐすぎる妻。すれ違いを乗り越え、今度こそ“本当の夫婦”になった2人の新婚物語を届ける。