日本人初のジョージア民族舞踊ダンサーで俳優の野口雅史(38)が23日、自身のYouTubeチャンネルを更新。舌がんの診断を受けたことを告白した。
野口は動画の冒頭で「結論から申し上げます。がんになりました」と報告。「正直頭は真っ白です」としながらも、「今は結構諦めがついているといいますか、もちろん良い方向にです」と既に頭の整理をし終えたことを明かす。「舌のがんだそうです、舌がんっていうやつ」と病名も公表した。
「舞台俳優なので食事とか健康には結構高水準で気をつけていたつもりなんですけど、お酒以外は」と振り返り、「原因が何かっていうのはお医者さんにも分からないみたいです」と続ける。医者に真っ先に聞かれたというタバコに関しても「人生を通して一回も吸ったことない。お酒が原因とも言い切れないと言われた」と話した。
今後については「声を出すこと、しゃべることを封じられると思う」とし、「こと、声に関しては、人生を通して最も研鑽を積んだと言っていいもの」と人生をかけて積み上げてきたものであることを強調。「そんな僕がまさか声を潰されるとは」と無念の思いを口にした。
手術はかなり大規模なものになる見込みだという。「プロの俳優レベルでしゃべるのは、おそらくもう不可能だと思います」とし、医者の「復帰は難しいと思う」との厳しい見解も明かした。続けて「結構断言できると思うんですけど、残念ながらミュージカルは引退という形になると思います」との言葉に続けて、「これは予想以上に悔しいです」と吐露。また直近に出演予定だった舞台やミュージカルは全て出演辞退したことも伝えた。
「本当のファイナルだからね。ガチで歌えなくなります」と話し、7月5日にトークと歌の“ファイナル”ライブイベントを東京・品川で開催することも発表した。「プロレベルでしゃべれなくなるなら、爪痕を残しておかないと」と開催の理由にも触れ、「静かに声を失うのは嫌です。手術はまだなんですが、声が出せる最後まで精一杯活動していきます」と語った。
野口は1987年10月16日生まれの俳優。2012~18年までは劇団四季で活動し、「ハムレット」や「ライオンキング」などに出演。18年に日本を離れ、ジョージアの国立舞踊団「ルスタビ」の研修所で修行。渡航から1年3カ月後に日本人として初めて本場の舞台に立った。コロナ禍で帰国し、現在は舞台、ミュージカルだけでなく、ジョージアンダンスの講師・振付師としても活動している。