伝説の「電動うちわ」の進化バージョンが発売され注目を集めている。
機械のアームに伝統的なうちわが固定され、USB電源で力強く左右に振られるこのシュールなうちわ。ハイテクなのか古風なのか分からないアイテムを発売したのはサンコー株式会社(東京都千代田区)。10年前に発売したモデルを改良したものだということだ。
ハンディファンなども普及した現在、あえて電動うちわを発売した理由とは?サンコー株式会社の四宮美波さんに聞いた。
――あえて「うちわ」を電動で振らせようと思った理由は?
四宮:弊社では2016年に第2世代を発売しており、社内でも「あの電動うちわをまたやりたい」という声が度々上がっていました。昨今の「推し活」ブームで、うちわを飾ったり使ったりする文化が定着していることに着目し、アップデートすれば面白いことになると確信。約10年ぶりの復活を決めました。
――10年前のモデルから、具体的にどのような進化を遂げているのですか?
四宮:最大の改良ポイントは、過去モデルの課題だった「自走問題」の解決。以前はあおぐ反動で本体がカタカタと動いたのですが、今回は土台にスチールを採用し、重量を約1.7kgとしっかり持たせました。これにより、電動うちわ史上最強の風量で動作させてもビクともしない安定性を実現しています。
――風量の調整について。
四宮:微風から強風までダイヤルでシームレスに変更できる「無段階調整」機能を備えています。うちわの取り外しや組み立てを簡略化し、サイズ内であれば市販の竹うちわや水うちわに取り替えてカスタマイズすることも可能なんですよ!
――風の感触は、扇風機とはやはり違うものですか?
四宮:私も体感しましたが、想像以上に広い範囲で風を感じることができます。扇風機の一定で機械的な風とは違う、日本ならではの「自然な揺らぎ」の心地よさを感じていただけるはずです。モバイルバッテリーを使えばベランダでの夕涼みやキャンプなどの屋外でも手軽に使えますよ!縁側で誰かにあおいでもらうような贅沢な時間を感じられます。エアコンの冷えが苦手にもピッタリですよ!
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単なる送風機としての役割に留まらず、飲食店などの店頭で目を引く「動くPOP」としての活用や、日本らしい情緒を感じさせるアイテムとしてのインバウンド需要も見込んでいるという。