映画監督のピーター・ジャクソン氏が、当時17歳だった女優のケイト・ウィンスレットにスクリーンでの「初キス」を経験させた過去を振り返った。
「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズで知られるジャクソン監督だが、初期の監督作品でカメオ出演もしている1994年の犯罪ドラマ「乙女の祈り」にケイトは出演していた。同作品は1954年6月22日にニュージーランドのクライストチャーチで、オノラ・メアリー・リーパー(別名オノラ・メアリー・パーカー)が、自身の15歳の娘ポーリン・パーカーとその友人ジュリエット・ハルムによって殺害された、悪名高い「パーカー・ハルム殺人事件」を基にしている。
13日にカンヌ国際映画祭で行われたジャクソン監督のキャリア回顧上映会では、カルトホラーの名作「バッド・テイスト」や「キング・コング」「ロード・オブ・ザ・リング」3部作、そして女優メラニー・リンスキーがポーリン・パーカー役、ケイトがジュリエット・ハルム役を演じた「乙女の祈り」など、ジャクソンが製作・監督した作品のクリップが上映された。
劇中でジャクソン監督が演じた浮浪者とウィンスレット演じるジュリエット・ハルムの短いキスシーンについて、ジャクソンは観客に「ケイト・ウィンスレットにスクリーンでの初キスをさせたのは私だったと気づいたんだ」と語った。そして、のちに俳優のレオナルド・ディカプリオ、イドリス・エルバ、エヴァン・ピーターズらとキスシーンを演じてきたケイトに対し、「かなりハードルを高く設定してしまったに違いない」と冗談を飛ばした。
ジャクソン監督はまた、「愛を読むひと」での演技でアカデミー主演女優賞を受賞するなど、ケイトの輝かしい映画キャリアの幕開けに大きな役割を果たせたことへの誇りについても言及。「映画を製作するのはとても楽しいし、映画業界で誰かのキャリアをスタートさせられるとなおさら楽しい。そのことをとても誇りに思っている」と続けた。