近年では海外への渡航料金が安くなったことで、海外旅行を国内旅行のように気軽に楽しめるようになった。しかし国内旅行感覚で海外に行く日本人観光客が、窃盗などの危険なトラブルに巻き込まれている。そんななか、Rieさんがフランス旅行で起こったトラブルを描いた作品『《行方さんとわたし》(フランス旅行)』をInstagramに投稿し、注目を集めている。
物語は、夫が計画してくれたフランス旅行の準備をしている場面から始まる。旅行前に作者は「パリはスリが多いから、服の下に隠せるセキュリティポーチを買った方がいい」と聞き、半信半疑ながらも念のため購入していた。その後、実際に訪れたパリではノートルダム大聖堂やルーブル美術館などを巡り、特に危険な目に遭うことなく旅行を満喫する。
そして南フランスのニースへ向かった時に事件が起きた。それは、空港からホテルへ向かうため電車を待っていた時だった。
電車に乗り込んだ瞬間、10代くらいの女の子たちの集団が「タニース!」と声を上げながら近づいてきたのである。突然のことに戸惑い、何が起きているのか分からないまま立ち尽くしていると、発車ベルが鳴った瞬間、彼女たちはさっと電車を降りていった。呆然としていると、近くにいた地元の男の子たちが「お金取られてない? あれスリだよ」と声をかけてくれた。
その言葉に、一気に顔面蒼白になる作者たち夫妻。しかし幸いにも、2人とも貴重品は無事だった。後から夫に聞くと、腰回りを何度もトントンと触られていたのだという。その瞬間、服の下に隠していたセキュリティポーチの存在に心から感謝したそうだ。
楽しい旅行の最中でも、一瞬の油断が大きなトラブルにつながることがある。この経験を通して作者は、「旅先では慣れてきた頃こそ気を引き締めることが大切」だと強く実感したのであった。
同作について、作者のRieさんに詳しく話を聞いた。
ーフランス旅行前に「スリが多い」と聞いたとき、最初はどの程度警戒していましたか?
貴重品の入ったカバンは必ず体の前に、またコートを着ていたのですが、コートの下にカバンを持って外から見えないようにしていました。セキュリティポーチはあまりモコモコしない、薄手の物を買おうと思っていました。クチコミも良かったことが購入の決め手でした。
ー「タニース!」と言いながら近づいてきた少女たちに対して、その時はどのような印象を持ちましたか?
最初は、なぜ観光客の私たちに質問をしてくるのだろう?と思いましたが、畳み掛けてこられたので、あまり考える隙もなかったです。
ー現地の方から「あれはスリだよ」と教えられたとき、どんな気持ちになりましたか?
血の気が引く思いでした。警戒していたのとは別の方法で来られたので、まったく詐欺は頭をよぎらなかったです。
ーこれから海外旅行へ行く人へ、他にもこんなことで驚いたことなどあれば教えてください。
同じくフランスで、お店やバスに乗る時、あいさつをしないと怒られることがあったので驚きました。まずは元気な声でボンジュール!を言うことが大事です。どこの国でもその国の言葉で挨拶できれば、好印象だと思います。
<Rieさん関連情報>
▽Instagram
https://www.instagram.com/rie_border/