俳優で映画監督のケネス・ブラナーが、北欧神話の雷神をモデルにしたマーベル・コミックのヒーロー、ソーの物語を完結させるための明確なビジョンを明かした。ブラナーが構想する作品のトーンは、ジェームズ・マンゴールド監督の「LOGAN/ローガン」をほうふつとさせるものだという。
2011年に「マイティ・ソー」の第1作を監督したブラナーは、シリーズの草創期において、このキャラクターの映画世界を構築する重要な役割を担った。マーベルは2013年の「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」への復帰を打診したが、ブラナーは前作の製作が過酷だったことを理由にシリーズから一時距離を置くため辞退した。
今回、ビジネス・インサイダーの取材に対し、ブラナーは撮影とポストプロダクションの工程が「非常に過酷」であったことを回想し、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ氏に続編へ即座に取り組むエネルギーが残っていないと伝えたことを明かした。「確かに次の作品への準備はできていた。だが、あの時点ではなかった。マーベルの撮影は過酷であり、ポストプロダクションはさらに過酷だ。刺激的ではあるが、非常な体力を要する。私には休息が必要だった。ファイギやキャストも、その状況をよく理解してくれた」
さらにブラナーは「オファーそのものは感激したが、マーベル側がすぐに続編を製作したがっていたため、今はその気になれないと伝えた」と続けた。
ブラナーは現在、復帰に前向きな姿勢を見せているものの、それはソーというキャラクターに決定的な最終章をもたらす場合に限るとしている。かつて、「LOGAN/ローガン」のような、より暗く、内省的な結末を構想していたと説明し、俳優のクリス・ヘムズワースが主演する最後の単独作品で、ソーを「輝かしい黄昏」へと導く物語を描きたいとした。「自分の一部として、このキャラクターとの関係を締めくくりたいという思いがある。実際にいくつかのアイデアを持っており、それはジェームズ・マンゴールド監督の傑作『LOGAN/ローガン』に近いものだった」と語っている。