人はときに、くじけそうになりネガティブな気分になるときがある。イリュージョンさんの作品「ネガティブって、敵だと思ってた。」では、そんなくじけそうな主人公が気付いたネガティブの側面を描いている。
主人公は時折、「ネガティブ」に「お前がやってきたことは無駄だ」「何の価値もない」とささやかれ、心が引き裂かれていた。しかし、ふと主人公は「ネガティブって敵なのか?」と考え始め、ネガティブのいる闇へと向かって走った。ネガティブの闇を突き抜けた主人公が見たのは、広い青空だ。
闇から抜け出した主人公に、ネガティブは「ここは別にゴールじゃねえしこれからまた何度も道に迷うことはあるぜ」と忠告する。しかし主人公は不安な顔を見せず「そのときはまた仲良くなろう」と話すのだった。
読者からは「発想の転換って大事!」「ネガティブが格好良い」などの声が寄せられている。そこで、作者のイリュージョンさんに話を聞いた。
―ネガティブについて、作品のようにお考えになったきっかけを教えてください
自分は基本ネガティブ思考で、人生迷いに迷って今ここにいるなあ、と感じたと同時に、ネガティブだったおかげで今ここに来ているんだなあ、とも思いました。
改めて考えると、ネガティブな思考から絵画や文学などで素晴らしい作品をつくる人もいます。そこから、ネガティブって本当に敵なのか?という考えにつながり、この漫画を描くに至りました。
―ネガティブを描いたイメージはどのように作ったのでしょうか?
作者の私は描いている時点では、ネガティブが本当は敵じゃないと思いながら描いています。なので私の中のネガティブは、口は悪いけど、本当は応援してくれてる、ツンデレな俺様系男子みたいなイメージです。そう思うとネガティブも可愛く見えるな、と思いながら描いていました。
―作中、お気に入りの台詞やシーンなどがあれば教えてください
最終ページの、「その時はまた仲良くやろう」という台詞です。ネガティブは消えるものではないし、消すべきものでもない。現れた時には、仲良くやろう、と思えれば、気持ちも少し楽になると思います。
自分自身に向けた台詞であり、ネガティブに苦しんでいる人がいたら、こういう考え方もあるよ、と言ってあげたい言葉です。
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